LISTENING 英語のリスニングのコツ 1
最近では翻訳英語から実用英語に、受験問題も変化してきたことを、以前このコーナーでお話しましたね。その影響からか、センター試験でもリスニング問題が出題されるなど、英語の聞き取り問題が増えてきました。今後この傾向が加速されるこはあれ、減速されることはないでしょう。またセンター試験でのリスニングの問題は、これから少しずつ難しくなっていくものと思われます。
受験生のみなさんは、どういうふうにリスニングの学習をしてるでしょうか。CDなどを使って聞き取りの練習をしているのでしょうか。多分高校や中学の授業で学んだ、発音の練習で習得したものとはかなり違った英語の音声に、戸惑いを感じているのではないでしょうか。私が大学を受験した時は、リスニングを課す大学はほとんどありませんでした。英語の音声は発音問題として、ペーパーの上に出題されていました。リスニングの学習をする必要などありませんでした。だから大学に入って初めて英語の聞き取りの練習をしたのですが、その時、ネイティブの英語は、ずいぶん違って聞こえるものだなと、かなり戸惑いました。どうみても発音記号に忠実だとは思えなかったのです。
今でもよく覚えていますが、まず最初に違って聞こえたのが、” first of all “ です。これが、「フェスティバル」 と聞こえました。全然違う意味ですね。このように他にも ” I want “ とか違って聞こえる英語の表現が、たくさんあります。言葉は一つひとつの単語が、切り離されて話されるわけではありません。いくつかの単語が一続きになって表現されるので、前の言葉が次の言葉にかかって、音声が違った単語のように聞こえるのです。
この聞き取りづらい英語の表現の中で、頻出するものを抜き出して覚えてしまうだけで、ずいぶん英語の聞き取りが楽になります。まずは自分で音声教材を聴いて、そういう表現を抜き出して、覚えてしまってください。
あとでそういう表現ばかりを集めて、このコーナーにアップする予定です。楽しみに待っていてください。