人より進んでいると、うれしいものです。(数学)
昨日、うちの塾生が、「今日は勉強の集中力が切れない。」と、うれしそうに言っていました。数学が苦手な女の子です。4月から、新中学3年生になります。まだ新しい教科書をもらっていませんが、新学期で学ぶところを予習しています。
今 日は4月2日です。新中学3年生も、まだ新しい教科書はもらっていません。でも私たちの塾では、先に3年生の分野を予習させます。特に数学を優先的に予習させます。教材は市販の問題集は使いません。新学年に学校で使う教科書を使います。これはモチベーションを上げるのには、絶大の効果があります。
彼女はいつもは遅れがちな数学が、今は人より進んでいることがうれしいのです。だから勉強が嫌にならないのです。このまま春休み中にどんどん教科書をすすめてもらいます。最初は計算問題が中心です。ちょっとやり方がわかれば、作業をするようになめらかに進むことができます。私は横で見ていて少しのアドバイ スを与えます。教科書の説明はくどすぎてかえってわかりにくいこともあります。また、たとえばXの項の係数と次数を述べよなどという、やってもあまり意味のない問題もあります。解かずにとばしていい問題も教えます。
私のアドバイスがあれば、その方がもちろんいいですが、数学の教科書の解説をよく読めば、だいたい一人で進めることができます。章末の難しい問題が解けなくても、その時はそのままにしておいて大丈夫です。授業を待つか、だれかに 教えてもらってください。あまり気にしないでください。
この数学の予習、特に新学年に入る前の予習は効果絶大です。それも数学に効果があります。大事なことは、教科書を使うこと、そのために先輩から教科書をゆずってもらうか、コピーしてもらってください。また教科書には解答が載っていないので、答え合わせをしてくれる人がいない場合は、教科書ガイドを買ってください。もう一つ大事なことは、いきづまった時はだれかに聞くか、そのままにして先に進めるこです。あまり初歩的なことだと、後で困りますが、初歩的なことは、まず自分で解決できます。だからそれでもわからないところは、飛ばしてまって大丈夫です。どんどん先に進めてください。
この新年度の数学の教科書を先に進めるという戦略で、数学が好きになり、数学が得意になった塾生がたくさんいます。あなたも数学の予習、是非取り組んでくださいね。