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森林の作業と勉強 3/3

森林ボランティアにて、チェーンソーを持って

森林ボランティアにて、チェーンソーを持って

木を切るにはもちろんチェーンソーを使います。わたしは、自分のチェーンソーをもっています。ドイツ製とスウェーデン製です。そしてまず最初に覚える作業は、チェーンソー のチェーンの刃を研ぐ作業です。これを目立てと言います。これができてまず入門許可です。目立てを一人前にできるまでには、そこそこの時間がかかります。 早くうまくなるコツは、うまい先輩のチェーンをよく観察することです。私は一時は毎週末山に行っていたので、そのころは先輩のチェーンを持って帰って、そ れを見本に東京の自宅で自分のチェーンソーの目立てをしていました。そして翌週またその自分のチェーンを山に持って行って、先輩にみてもらいました。 チェーンソーを家に持って帰って家で作業すると、絨毯をよごしてしまうので、よく妻にしかられました。何をそんなに夢中になっているのかと、木を倒すこと がそんなにおもしろいのかと・・・・。(ほんとおもしろいです。)

山にはその手の仕事の神様のような人がいます。そういう職人さんたちは、だいたい自分からは積極的に教えてはくれません。だからこちらから積極的に教えてもらえるように仕向けなければなりません。今ではそういう職人さんたちも、もう御高齢で性格も丸くなっていますが、その人たちが40代ぐらいのころは、厳しかったのでないかと推察できます。技は自分で学べ、盗め、そうしな いと身につかないと言って、弟子を鍛えたのではないでしょうか。

木を倒すには、まずチェーンソーの目立てから始まって色んなことを学ばなければなりません。またそうしないと危険でもあります。仲間うちでは、木を倒す作業が上達した人もいるし、あまり上達しない人もいます。その差はどこからくるのでしょうか。それは先輩からどれだけきちんと学べたかによります。どんなに運動神経が良く、どんなに器用な人でも、自分の力だけでは上達しません。事実自分の能力を過信して、結果としてうまくならない人が何人かいました。そいう人はプライドばかり高くて、今更教えを乞うことができなくなっていました。

勉強も同じです。勉強のやり方が自己流になって、効率が悪くなっていないか、遠回りをしていないか、いつも謙虚になって自分の勉強を振り返って吟味してみる 必要があります。がんばっているのに成績が伸びない人は、元々の能力が低いからではなく、勉強のやり方が間違っていることが多いです。肝心な部分でツメが 甘いとか、なにか勘違いしている部分があるとかの場合が多いです。そしてそういう人に限って、頑固でプライドが高く、自分のやり方を変えようとしません。 このブログを読んでいるあなた、もし少しでも思い当たることがあるなら、もう一度自分の勉強のやり方を反省してみてください。

 

 

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