高校3年生、授業はどう取り組むか 1/3
新高校3年生は、これから受験勉強が本格化するのですが、学校の授業をどうしようかと、今考えているのではないでしょうか。東大に合格した先輩は、授業にも まじめに取り組んでいて、定期試験の結果もよく、高校の成績も良かった。だから東大に合格したのだと言われているのではないでしょうか。高校の先生をしてる知人がたくさんいますが、その知人に聞いても、いい大学に合格した生徒は、3年生になっても、授業をまじめに受けている生徒が多いと言っています。
これは、現場の高校の先生が言うことなので、統計的に見ても真実なのでしょう。しかしもともと、そういう 生徒は、最初から余裕があったから、授業にもまじめに取り組むことができたのではないでしょうか。また、今まで、3年になるまでに、授業にまじめに取り組 んでいたおかげで貯金ができ、もうその時点でかなり実力があったからではないしょうか。人の能力は個人差が大きいです。東大に合格した生徒が、すべての授業にまじめに取り組んでいたからと言って、あなたがそれを真に受けてうまくいくとは限りません。
学校の先生も、受験にあまり役に立たない、 または受験教科ではないという理由から、生徒が授業をまじめに受けてくれていないと、おもしろくありません。あなたも学校の先生の立場に立って想像してみ てください。そんな不真面目な生徒は教室にるだけで目障りでしょう。だから学校の先生が言う、「いい大学に受かる生徒は、3年生になっても授業にも真剣に取り組んでいた。学校の成績も良かった。」という話は、差し引いて聞いておいた方がいいでしょう。私の知人の高校の先生も、やる気のない生徒は授業に主席してほしくない と言っていましたし、私もその気持ちはよくわかります。だいたい学校の授業を受ける価値がないとなると、学校の存在や、先生の存在すら危ぶまれます。
だからあなたは、学校の先生がどう言おうと、自分の能力と残された時間を考慮に入れて、自分の頭で、学校の授業にどう取り組むか、よく考えなければなりません。