受験生の体調
短期間でも集して勉強できる生徒は強いです。特に学校の定期試験では、有利です。
うちの塾の高校生A君は、中間試験や期末試験の前には、いつも徹 夜徹夜で、ひどい時には3日間徹夜することもありました。3徹するということは、3日間一度も、ベッドに横になるということがないということです。いよいよ睡魔に耐えれなくなった時は、ヘッドホーンの音量を大きくして、それを耳にあて、机につっぷして目をつぶるそうです。そうして30分~1時間そのまま眠るような状態でいるそうです。そんなことを、繰り返しながら、3日間徹夜で勉強を続けるのだそうです。その精神力と体力には驚くばかりです。彼の場合は、これは遺伝で、ふだんからお父様もお母様も、睡眠時間が極端に短いそうです。このようなことは、もちろんだれにもできることではありません。そのおかげで彼の内申 は、4・6 と、トップクラスでした。早稲田の指定校推薦がもらえるくらいでした。実際もらえました。そのかわり試験が終わると必ず体調を崩していました。
受験勉強をしていて、あなたも時々すごく勉強がはかどることがあるでしょう。調子がいいので、もっと勉強を続けたいと思う時があるでしょう。そんな時ついつい夜遅くまで勉強してしまいますよね。確かにせっかく勉強がはかどっているし、やる気も充実しているので、その時に一気に勉強してしまわないと、もったいないように思ってしまいます。しかしどうでしょう、調子にのって夜遅くまで勉強したその次の日に、体調を崩すことはないでしょうか。体調を崩さないまでも、なんとなくやる気がしない、気が乗らないというようなことはないでしょうか。
調子にのって勉強した次の日に、 やる気がわかないのは、気持ちの問題だと多くの受験生は思っています。気持ちがだらけていると、考えています。しかしやる気がわかないのは、体力不足が原因かもしれません。心に原因があるのではなく、肉体に原因があるのかもしれません。私の観察するところ、そのほとんどが肉体的な問題です。
受験生は、それをすぐ精神力の問題だと考え、自分を責める傾向があります。学校の定期試験とは違い、受験勉強は長期戦です。こんな些細なことでも、後で結果を大きく左右します。受験生のみなさんは、こんなことも参考にしながら、体調管理を徹底してくださいね。