センター試験まで100日を切ってきました。受験生のみなさんはもう受験校を決められたでしょうか。受験校が決まったら必ず過去問を手に入れてください。最低3年分は必要です。第一志望の大学だけでなく滑り止めの受験校の過去問も必ず用意してください。過去問はいわゆる赤本(共学社)か、大学によっては駿台から青本が出ています。
赤本はほとんどの大学を網羅していますが、受験生が少ないマイナー大学は売り切れになることがあります。売れ数が少ないのでリスクを軽減するため出版社が発行部数を抑えているのです。医科大学はマイナーな大学とは言えませんが、募集人数が少なく受験生も少ないので、発行部数も少なく売り切れになることがあります。赤本を手に入れようと思ったらもう売り切れていた、ということがないように気をつけてください。早いめの購入をお願いします。
過去問(赤本)で以前に発行したものは、たいていの高校では保管しています。去年やそれ以前の赤本を手に入れたい人は、学校の図書館や教務課で調べて、借りたり問題をコピーさせてもらったりしてください。
大学によって出題傾向はかなり違います。本番の試験での時間配分の研究など合格に必要なエッセンスが過去問にはたくさんつまっています。よく本番直前になって合格可能性を探るために初めて過去にあたる人がいますが、それは最悪の利用法です。
最初は時間を計って問題を解き答え合わせをしたら、できなかったところは、参考書を調べるなどしてしっかり復習してください。間違ったところや手こずったところは、似た傾向の問題を探して完全に補強しておいてください。
過去問の研究は合格には大変重要です。問題や出題傾向の分析はもちろんですが、類似の問題もたくさん解くようにしてください。これによって本番で大きく点差がつきます。過去問を解くのはある意味緊張もするし、分析は受験勉強とは少し違った努力を必要とします、少し面倒なのでいいかげんになりがちです。でもここに時間をかけるのとかけないのとは大きな違いがあることをしっかり認識してください。