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イメージングのお話、これは参考になる、受験生   その2

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イメージトレーニングの話ですが、もう他界した私の伯父の話です。

伯父はある高校の剣道部の顧問をしていたのですが、伯父が顧問になってから、無名であったその高校の剣道部が、短期間でインターハイに団体で出場し、準優勝までしました。いとこがその時剣道部の主将をしていて、最優秀選手に選ばれ、1人だけ竹刀をいただいたそうです。その時の伯父の選手の育て方がユニークです。

まず最初に表彰状やトロフィー、優勝旗を受け取る練習から始めます。それから剣道の稽古です。他校との試合は、絶対に勝てる学校としか最初はやらなかったそうです。そうしていつも勝っていると、部員はうれしくなってきて、次の試合はいつだ待ちどおしいと、体も心もうずいてくるそうです。そして自分から稽古に打ち込むようになるそうです。稽古が楽しくて仕方がなくなってくるのです。そうして選手をうまくのせていったそうです。

伯父は大東亜戦争中は、陸軍中尉として従軍していました。中隊長です、とりわけ伯父の部隊は戦いに強かったらしいです。子供の頃よく伯父から実戦や軍隊生活の話をききましたが、その中で狙撃兵を育てる方法がユニー クでした。まず的を10メートルぐらいのところに置く、これならだれでも的に当たる、そして次は30メートル、100メートルと少しずつ離していくと、そうするとみんな的にあたるようになり、射撃の腕前がどんどん上達してくる。そんな射撃訓練での教育の仕方を話してくれました。伯父の中隊の狙撃兵の腕前は、師団 一だったそうです。

これら伯父の指導から、受験勉強に参考となることが、いくつかあります。まず優勝旗を受け取る練習をすること、これはいわゆるイメージトレーニングですね。頭の中で想像するだけでなく、実際に体を動かしてのイメージトレーニングだから、しっかり潜在意識にきざまれますね。さしずめ受験だと、志望校に合格したことを、どううまくイメージするかですね。
最初は勝てるチームとしか試合しない。これは喜びとか、うれしさ、うきうき感など、潜在意識にプラスのエネルギーを入れてくれます。そうすれば、剣道が好きで好きでたまらなくなる。だから稽古もメチャ楽しい。だから強くなる。 これはプラスの循環です。これは私がつねづね言っている、標準的な問題集を何度も復習するこに通じます。できる問題は解いていて楽しいですから。

伯父の指導は理にかなっていて、すぐれたものであったと思います。生きているうちにもっと話を聞いておけばよかったと少し後悔しています。また実際の戦争の話、学校で習う印象とすいぶん違います。またそのあたりについても、受験にも関係があるので、機会があれば文章にしていきたいと思っています。楽しみにしていてください。

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