東北へ、(番外編)
先日東北方面に旅行に行ってきました。気仙沼で一泊して、翌日に気仙沼の沖にある大島という小さな島まで足を伸ばしました。フェリーで30分ぐらいのすぐ近くの距離です。大島は観光客も少なく海もきれいで、豊かな自然があり、静かないい島でした。
気仙沼の海岸沿いは、震災のときの津波のあとなのか、広い空き地がたくさん残っていました。気仙沼は、私たち夫婦は始めての旅で、おいしい海の幸を食べて満喫しましたが、あの恐ろしい津波が、このあたり一帯を襲ったということは、海沿いに空き地が多いことをのぞいては、ほとんど想像できませんでした。
大島では、地元のお年寄りから津波の話を少し聞きました。テレビやネットでも震災のことは、いろいろ情報を得ていましたが、実際体験した人はから直接聞くのは、またなまなましいものでした。
東京に帰ってから、友人の奥さんからも、大島の震災の話をさらに聞きましたが、その話はもっとすさまじいものでした。その奥さんは生まれが気仙沼だったので、直接親戚や友人が震災の惨禍にさらされたそうです。
旅の楽しみの一つは、偶然の出会いにあります。今回の旅では、あまり細かい計画を立てずに行ったので、いろんな偶然を楽しむことができました。東京に住んでいる私たち夫婦にとっては、気仙沼という地名は知っていても、その沖に大島という島があることなども、全く知りませんでした。現地に行ってから大島の存在を知り、そこに行けたのも偶然でした。
受験勉強もいろんな偶然が重なって、思いもよらないことが起こることもあります。しかしそれを旅するときのように、前向きに楽しんで処理することができれば理想ですね。