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国語の解き方 (客観的に読解する 現代文)

800px-Pacific_Ocean_At_Acapulco_1小説の問題文で、興味のあある作家や読んだことのある作家の文章が出題されると、これはいただきと思ってしまいます。たしかにこの場合、興味の持てない文章を読むよりも、得点しやすくなります。論説でもそうです。自分が興味があり、それゆえに背景知識のある論説が出題されると、思わず 「やった!」 とうれしくなります。この場合も得点しやすくなります。

しかしそこに落とし穴があります。好きな作家だけに、登場人物に感情移入して共感しすぎ、書かれている内容を客観的に把握できず、設問に間違った答えを選択してしまうことがあります。また論説でも、背景知識やあなたの意見が、かえって論説の客観的理解を妨げることがあります。

受験で求められているのは、あなたの意見や、あなた独自の物語の感想ではありません。まして登場人物の好き嫌いではありません。あくまで書かれている文章の客観的理解です。受験生に求められているのは、文章を論理的にかつ科学的に判断する力なのです。

作家や登場人物に共感するからこそ、どんどん小説を読むようになり、色んなに興味が持てるからこそ、読書量が増え国語力ついてきます。読書量が多いのに、そのわりには国語の偏差値が低い人は、問題を解くときにちょっと感情移入しすぎる傾向があります。そういう人は設問で似通った選択肢にひっかかっていることが多いです。できるだけ先入観を棄てなければなりません。そのあたりのコツがつかめると、いきなり偏差値が上がります。そのことを意識して少し多い目を練習問題に解いてください。

 

 

 

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