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予備校の選び方  受験生 浪人生必見  その2

050高3生が大学受験に失敗して浪人すると、必ずと言っていいほど予備校に通います。

そこでどんな基準で予備校を選んだらよいか、お話ししたいと思います。

はっきり言って予備校に期待するものは少ないです。先日都内のある有名予備校の説明会に行ってきた生徒が話していましたが、その説明会では、その予備校の卒業生が、どういうふうに勉強していい大学に合格したのか、話してくれたそうです。それによれば、「予備校の授業はあてにせず、しっかり自分で勉強しなさい。でないと合格できないよ」と、言っていたそうです。招待されていた予備校の卒業生が、みんながみんな口をそろえて、同じことを言っていたそうです。これは予備校が主催する、予備校のための説明会です。しかも壇上で大勢に向かって話す講演です。そこでこんな発言がされるのですから、よほどのことだと思います。当然勉強は本人自らするものです。自分が努力しないと力はつきませんから。

予備校には落とし穴がいくつかあります。それを以下に整理していきます。

まずは予備校に通っているからと言って安心しないことです。とにかく予備校に行くと言って家を出れば、ご両親から苦情が出ません。それだけでご両親は安心されるのです。浪人生は何かと肩身が狭いものです。だから、とにかく予備校に行くというポーズをとるだけで、とりあえずの免罪符が得られます。ここが落とし穴の一つです。外で何をしていようが、親御さんにはわかりませんから。

次に予備校の合格実績です。色々な形で水増ししていることは、みなさんもご承知のことだと思います。一度でも在籍した生徒は、合格実績にカウントされていたりします。夏期講習などの講座に一度在籍しただけで、その予備校の生徒になってしまうのです。各予備校の合格者の総数を合計すると、大学が公表する合格者の総数を、はるかに上回るそうです。ひどい場合だと、その予備校の模擬テストを受けただけで、カウントされることもあるそうです。

その次には予備校の授業料のことです。優秀な生徒は、無料または割引で入学させているらしいです。確か、なにかの本で暴露されていましたが、浪人で合格している東大生の70%は、予備校の授業料は無料、早慶の60%以上が、なんらかの形で無料もしくは割引で予備校に入れているそうです。予備校の宣伝になる偏差値の高い大学に受かる生徒のために、予備校の宣伝にならない大学に行く生徒が、講師の給料や、その予備校を維持するための費用を負担しているのです。これって理不尽だと思いませんか。(つづく)

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