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武漢肺炎 3

先週の続きです。この一週間で武漢肺炎はさらに大きく世界に拡散されています。イタリアのみならず欧州の各地に拡大しています。ドイツもフランスもスペインも日本を超えています。ヨーロッパはこれからが本番でしょう。

欧州と並んで感染の大きいのはイランです。中東ではイランが突出しています。それだけ中国との関わりが深いということです。イランは核兵器を所有しようとしていると疑われているため、アメリカから経済制裁を受けています。イランは石油輸出国大国ですが、イランから石油を買うことを禁止されています。米国だけでなく日本も欧州もイランから石油を買うことができません。石油を除いてこれといった産業がないイランは大打撃です。

オバマ前アメリカ大統領が、実質イランの核保有を認める条約を交わしたことが原因です。時間が経ってから、小規模な核なら持っていいよという内容の条約を交わしたのです。これに現職米大統領のトランプがノーを出したのです。実質核を放棄するという内容に改定しないと、イランへの経済封鎖は解かないというのです。イランは不況のどん底であえいでいます。そこでここに目をつけたのが中国です。中国は売り先のないイランの原油を安値で買い叩いています。また欧米がイランへの投資を手控える中で、中国が積極的投資をしています。それでたくさんの中国人労働者がイラン国内に滞在しているのです。これがイランでの感染拡大の理由です。

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世界が協力して核拡散を防止しようとしているのに、その弱みにつけこんで妨害するのが中国です。武漢肺炎のことも含めこの国とはまともに付き合わないほうがいいです。

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ここでついてですが、中東におけるイランのことを解説しておきます。多くの人はイランも中東にあるイスラム国で、サウジやエジプトと同じようにとらえがちですが、それでは誤解が生じます。まず民族が違います。サウジやイラク、シリヤ、エジプトなどは、アラブ民族です。それに対してイランはペルシャ人です。また宗教も若干違います。イランのイスラム教徒はシーア派ですが、他の中東諸国はスンニー派です。異端は異教より憎しと言われるように、同じイスラム教なのに宗派が違うだけで、お互い激しく憎み合います。日本人には理解しがたいことですが、同じキリスト教どうしも激しく争ってきました。だいたいキリスト教もイスラム教もユダヤ教も、原点は同じです。キリスト教でいう旧約聖書というのがそれぞれの経典となっています。砂漠という厳しい自然環境から生まれたのです。砂漠では人が生命を維持するのが困難です。だから戒律(束縛、決まりごと)が多いのです。豊かな自然に恵まれた日本で生まれた宗教、神道はおおらかです。たいした縛りもなく砂漠で生まれた宗教とは大きく違っています。

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