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数学センター試験、勉強のコツ 2

074一冊センター対策の問題集を仕上げれば、あとはひたすらセンターの過去問を、繰り返し学習するだけです。過去問は追試問題も含めると、5年で10回分、 10年で20回分あります。過去問は市販されていますが。もっとほしければ、たぶんあなたたちの高校で保管していると思います。高校でコピーしてもらってください。

センター試験では、計算ミスが命取りになります。計算ミスをなくすにも、過去問の実戦形式での取り組みが、功を奏します。本番のつもりで時間を正確に計ります。その時計算ミスによって点数を落とすと、すごく悔しい思いをします。その悔しさが計算ミスを減らします。あなたが悔しがれば悔しがるほど、 計算ミスがなくなります。

センター試験は時間との戦いです。過去問を解くときは、必ず時間を正確に計って取り組んでください。最初は時間通りに解き、答えは別の紙に書いておいて、すぐにできなかった問題に取り組んでください。答えや解説をすぐに見ないで、できなかった問題をできるだけ自力で 解いてください。いくら時間がかかってもいいです。日をまたいで、解答に到るまで何日もかかっても、できれば自力で解いてください。あなたが別のことをしていても、あなたの頭の中にその問題が居座って、あなたの潜在意識がその問題を考え続けてくれています。そしてある時ひらめきが訪れます。この感覚があなたの数学脳を鍛えます。数学の問題を、できるだけ自力で解くことは、実力を上げるいい方法ではありますが、デメリットもあります。あまりにも自力にこだわれば、効率が悪くなるからです。また解けない問題が蓄積されるに従って、数学嫌いになり頭も固くなります。しかしセンターの問題はそんなに難しくありません。自力で最後まで考え抜くにはちょうどいいレベルです。あなたもこの方法で数学脳の目覚めを味わってください。

時間がかっても、自力で解いた問題は、あなたの数学の財産です。こんなのを少しずつ積み重ねて、後は過去問を繰り返し解いてください。最低5回はやってくださいね。そして制限時間の3分の1で解 答できるようになってください。そこまでいけば卒業です。そうすれば、センターの出題傾向も自分のものとなるし、本番での時間配分もできるようになります。センター過去問を解くこによって実力をつけてください。センター過去問は、直前に腕試しでするものではありませんよ。

 

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