高校入試 3年2学期、期末試験の後 後編 過去問のやり方 (お母様もお読みください)
前半のブログでは、高校受験生は、3年の2学期の期末試験が終われば、あとはただひたすら過去問を繰り返し解くだけだ、と言いましたね。宿題はもちろんのこと、入試のために学校から出される問題も、無視してください、と言いましたね。そこのところはもう納得してもらえましたか。納得していないなら、もう一度前回のブログを読んでください。今回のブログでは、どうしてそこまで過去問をやることが重要なのかということと、過去問の具体的なやり方を解説します。
私の知人で、まあこの人の場合は大学受験ですが、模擬テストと過去問だけで東大に合格した人がいました。このことは以前このブログでも書きましたね。それぐらい過去問には合格のためのエキスがつまっているのです。都立高校の過去問を7年分収められている問題集が市販されています。もしもっと古いのがほしければ、学校で借りるか、学校でコピーさせてもらってください。あなたの中学校には必ずあります。まだ置いてあるはずです。
そしてその7年分の 過去問を、最低3回はやってください。まず最初は時間を計って解いてください。そしてとりあえず時間内でいったん終わらせ、その答えを別紙に記録しておいて、どのくらいの点数が取れたか、後で採点してください。そして採点前に、またその問題を、今度は納得いくまで時間をかけて解いてください。その時は、納得いくまでとことん考えてぬいてください。解答までいくら時間がかかってもかまいません。日をまたいでもいいです。翌日までかかってもOKです。特に国語や数学は、納得いくまで考えてください。それが1回目です。この考えぬくということがすごく大事です。実力がつきます。
2 回目以降は、ただひたすら解きます。3回目には数学も英語も、制限時間の約3分1以下でやり終えるようにしてください。そしてできれば合計5回以上解いてください。少なくとも5年分ぐらいの過去問を、3回ぐらい解くと、出題傾向がよく見えてきます。出題者の思考の筋道もなんとなくわかってきます。そのまま同じ問題は出題されませんが、過去問を5回以上解けば、その筋道があなたの頭の中についてきます。それが本番で点数を取らせます。
高校受験生のみなさん、この時期は、過去問、模擬テスト(復習)、プラスα、です。迷ってはいけませんよ。