一人ひとりの生徒を塾長が責任を持って個別指導しています

文京区、豊島区、新宿区の生徒が通う個別指導塾 笑顔の学習塾

学部はどこへ行っても同じ(文系)

これから受験勉強を始めようとしている受験生のみなさんに、こんなことを言ってやる気を失っては困るのですが、文科系の学部はどこに行っても基本同じです。法学部でも商学部でも経済学部でも、文科系学部はどこに入ってもあまり違いはありません。学部そのものの選択に迷う必要はほとんどありません。どこも同じです。迷うなら学部名より大学名です。ただし理科系学部は専門性がはっきりしていて授業の数もずっと多く忙しいので、理系は学部や学科によって在学中の生活も、卒業後の選択も大きく違ってきます。なので理系志望の人は受験する各学部学科で、どういう勉強や研究をしているかよく調べる必要があります。

以前うちの塾生で、立教大学と成蹊大学の両方から合格通知を受け取った生徒がいました。学部名はもう忘れてしまいましたが、立教大学の学部はあまりしたくない勉強の学部、成蹊大学はしたい勉強の学部でした。しかも成蹊大学には入学金を払ってしまっていました。というのは、立教大学のほうは補欠合格で、合格通知が遅かったからです。でも私は、成蹊大学に払った入学金はもったいないけど、立教大学に行くように強く勧めました。

たまたま立教大学の教授をしている知人がいて、その受験生が持っていた立教大学の入学案内のパンフレットに学部紹介のコーナーがあり、そこにその私の知人の教授が等身大の写真入りで紹介され、学部の説明をしていました。こんなにえらくなったのかと私は関心して見ていましたが、迷っているうちの生徒がいる目の前で、その教授に直接電話して相談してみました。すると彼女は、「学部なんかどこでも同じよ、堀口さんもよく知っているでしょ。」 と答えました。入学案内の学部紹介ではその教授本人が、学部の特徴をあれやこれやと解説していたにもかかわらずです。ホンネでは学部なんか関係ないと言っているのです。結局これが決め手となって彼は立教大学に通うことになりました。

このことがいいことかどうかは別として、日本の大学は文科系に関する限り、学部選択にはあまり意味がありません。どの学部を出たというよりどの大学に通っていたかのほうがずっと重要です。大学名やその偏差値の方が優先です。また文科系学部はどこに行っても、ほとんど勉強しなくても卒業できます。暇です。だいたい一年の半分は正式な休みです。休講もたくさんあります。その少しの時間にどんな勉強をしてもたいしたものは身につかないし、大学生活や将来にはほとんど影響を与えません。

 

 

 

コメントを残す