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国公立大学と、私立大学の入試傾向の違い

800px-Sunset_at_cyprus_point_on_pebble_beach国公立大学と私立大学の入学試験の、傾向の差を教えてほしいと質問がありました。国公立大学も私立大学も求められる学力は、大きな違いは基本的にはないものと思います。だから基本的な学力を、コツコツつけていくのが、受験勉強の王道です。その上でさらに出題傾向の違いを言うならば、国立大学の入学試験には、記述式の問題が多く出題されます。だからまず文章力が必要です。私立大学では、マーク式など、選択の問題が多く出題されます。記述式より択一式の方が、問題を解きやすそうなので、問題も簡単だと思いがちですが、必ずしもそうではなく、択一式ではまぎらわしい選択肢があったり、問題数が国公立大学よりずっと多かったりします。またそのためか、私立大学の方が細かい知識を要求されます。

国公立と私立大学の入試問題の傾向の差は、大雑把にみてこのようなところです。東大合格者に現役生が多いのも、このことが原因しています。東大は記述問題が極端に多いので、私立大学のように、細かいところまで知識を要求されません。記述式問題では全体として、必要な知識がそろっているかということと、文章に論理性があるかということが問われます。これならば、勉強のポイントさえ抑えていれば、現役生でも対処することができます。

入試問題の出題傾向の違いは、各大学間でもかなりあります。それぞれ受検する大学の過去問をよく調べてください。受検した最も偏差値の高いところだけ合格して、簡単に合格するはずであった、低い偏差値の大学を落ちる受験生がよくいま すが、そういう場合は、運や入試当日のコンディションももちろんありますが、受かった大学の入試問題の傾向をよく研究して合格した場合が多いです。そのくら出題傾向を研究するのは大事なことです。

だから過去問は早い目に取り組んでください。ある程度力のある受験生なら、高校2年の終わりごろでもいいです。すくなくとも夏休みには、過去問の研究を一応やり終えてくださいね。

 

 

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