歴史から学べる喫緊の話題を一つ提供しておきます。今、韓国は歴史問題で日本ともめています。韓国の言うことには正当性が全くないことは、少し歴史を学べばわかることです。ただしこのことを、学校の教科書で学ぶには、無理があります。まだ日本の教科書は、私達本来の歴史を取り戻してはいません。でもそのことに関しては、今ここでは立ち入らないことにします。
つい先日、アメリカの強い希望によって、日米韓のトップ会談がありました。アメリカは,北朝鮮が崩壊する可能性が高まったと判断しています。日本と韓国に米軍がいるわけですが、その時に、日本と韓国の仲が悪いと困るのです。北朝鮮が崩壊する有事に、米軍が迅速に動けないからです。日韓の連携が悪いと、アメリカは迅速に対応できません。そのためあの会談を準備したのです。
韓国は日本やアメリカと同じように、民主主義の国です。国民一人ひとりが、一票でもって、政治に参加している民主国家です。しかも法律が生きている法治国家でもあります。もちろん問題が全くないというわけではありませんが、中国のように、共産党による一党独裁国家ではありません。まして北朝鮮のような恐ろしい国家でもありません。だから韓国は、日米と歩調を合わせていた方が、絶対に有利です。それは安全保障面だけでなく、経済に関してもです。とかろが、今韓国は、中国に寄り添おうとしています。このことがアメリカには、どうしても理解できないようです。まともに考えれば、韓国が向かおうとしてる方向は、韓国にとって何の利益もありません。むしろ韓国の傷口を大きくするのみです。
何千年もの歴史を見ると、朝鮮半島はほとんど中国の影響下にありました。古代の一時期に、任那の日本府があったこともありました。また、先の大戦で日本が負けるまでの一時期、朝鮮半島は日本に併合されていました。そのほかの何千年もの間は、朝鮮半島はそのほとんどが、中国の影響下にあったのです。だから今、韓国の朴大統領が中国にすり寄ってきているのは、朴大統領個人の資質というより、歴史的な経緯だと判断できます。