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継続することの大切さ (番外編)

001先日うちの塾の高校3年生が、受験勉強のスケジュールを立てていました。今は4月新学期が始まったばかりです。彼女は理系で、受験科目は、英語、数学、化学、です。どの教科もまだまだ実力不足なのですが、偏差値を上げるのに時間がかかる、英語と数学にとりあえず力を入れるようにアドバイスしました。数学は好きな教科なのですが、英語と化学はあまり好きではないそうです。しかしさっきも言ったように、英語は早くからコツコツ勉強しなければ間に合わないので、嫌いでも早くから勉強しなければなりません。

それで彼女は、とりあえず英語と数学の勉強を始めることになりました。すると、「化学は、夏休みまでやらなくていいよね」、と言っていました。これはよくありません。私は、「たとえ毎日1問でも問題を解きなさい」、とアドバイスをしました。化学は夏休みからでも十分間に合います。とくに彼女の場合有機化学は受験の範囲には入っていないので、それほど時間がかかりません。しかし夏休みまで全然やらないというのは、絶対だめです。完全にやらなくなってしまうと、今まで覚えたものも忘れてしまいます。感も鈍ってしまいます。

こんなことはあたりまえだと、今このブログを読んでいるあなたも感じるでしょう。しかしこのような勉強の仕方をする受験生が、実は多いのです。記憶は少し表に出すだけで、忘れずにすみます。記憶はほおっておくと、どんどん下に沈んで行き、消えて忘れてしまいます。ちょっとした努力を続けるだけで、覚えたことを留めておくことができます。

それからもう一つ重要なことがあります。今話したこととは矛盾しているようですが、いったん記憶したものは、本人が意識していなくても、完全に忘れることはないそうです。人間の脳はいつも無意識下で活動しています。その無意識の活動を刺激するために、少しでも化学の問題を やっておく必要があります。本人が別のことを考えている間に、潜在意識は化学のことも考えてくれるからです。そのためには完全に化学から離れることはしないで、毎日ほんの少しだけでも化学の問題を解いて、潜在意識の化学の回路にスイッチを入れておかなければなりません。

あなたの未来や受験の結果など、人生のあらゆることに関して、潜在意識が大きな影響を持っていると言われています。だから受験生のみなさんも、こんなことも参考にしながら、勉強の計画を立ててくださいね。努力は決して裏切りませんから。

 

 

 

 

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