一人ひとりの生徒を塾長が責任を持って個別指導しています

文京区、豊島区、新宿区の生徒が通う個別指導塾 笑顔の学習塾

宿題について (中学生)

068私が、塾で生徒を教えていて、長年悩んでいることの一つが、学校の宿題をどう処理するかです。

中学生も高校生も宿題に取り組む時間が多くて、無駄に時間を浪費しています。自分の勉強をする時間が減らされ、実力をつけるための勉強や、受験のための勉強が疎かになってしまいがちです。宿題は学校の先生が、生徒に実力をつけてもらおうと、出されるのでしょうが、私から見れば、その浪費する時間に比べれば、効果の薄いものが多いです。宿題を無視して、自分で実力をつける勉強をすれば、ずっと志望校合格に近くなります。私はなにも、学校の宿題がすべて無意味だと言っているのではありませんが、受験にとっては、あまりにも学校の宿題は非効率なのです。

中学生は、高校受験、特に都立校では、内申点が合否の判断材料として、大きな位置を占めるので、学校の成績(内申点)に影響を与える宿題を、無視するわけにはいきません。そこが私の悩むところなのです。家庭学習ノートや、課外活動のまとめ、一般教科のノートのまとめなど、丁寧にやり始めると、いくらでも時間がかかってしまいます。私たちの塾では、毎日長い時間、生徒が勉強できる体制をとっていて、家で勉強しなくても塾だけで間に合うようにしているので、当然宿題も、塾でやることになります。その宿題をやっているようすを観ていて、いつも、時間がもったいない、ほかの勉強をしろ、と私は思っています。

内申点は、実際、定期試験の点数で、ほとんど決まり、宿題の中身に対するできぐあいは、ほんのわずかしか内申点に影響を与えません。宿題を全くしないと、内申点の評価に響くでしょうが、とりあえず宿題を提出すれば、その内容があまり良くなくても、評価を落とすことは、まずありえません。だから、ここは割り切って、宿題は手を抜いてください。そして、受験に結びつく勉強、直接実力向上につながる勉強をするようにしてください。私たちの塾では、このように指導しています。

学校の宿題にも色々あります。数学や英語の問題集の提出、提出日はだいたい定期試験の当日ですが、これは試験範囲の問題を学習して、試験に備えるようにとの先生の判断からでしょう。そして、ここからが大事なのですが、問題集の宿題は、試験のずっと前に仕上げるようにしてください。問題集は、繰り返し学習することによって、はじめて実力がつきます。復習できるように、一回目を早く終えてください。繰り返しできるできる余裕のない人は、問題の量をしぼってそこだけを復習してください。また、その問題集が、自分にあっていないとき、自分の実力にふさわしくない時、その時は宿題は答えを丸写しして、自分にあった問題集をするのも一つの方法です。そのくらい割り切って宿題には、取り組んでください。

宿題は、切り捨てるところ、がっちり復習までしてマスターすところ、しっかり分けて戦略的に取り組んでください。そのあたりの戦略に、少しのナビゲートがあればいいかもしれませんね。

コメントを残す