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やる気を出す  4/4 (あなたの心が弱いからではありません)

IMGP0540この同じ問題を繰り返して解くということの、重要性を、きちんと理解している学校の先生は、本当に少ないと思います。たくさん宿題を出し、それをとりあえず形の上だけでも仕上げれば、それだけで力がつくと思っています。理解度は人により開きがあります。スポーツでもそうでしょう。それを、各人の能力を考慮した上で、繰り返して学習することによって、初めて学力がつくのです。反復こそが大切なのです。実力のない生徒にとっては、ただ宿題を形の上で終らせることだけが.せいいっぱいです。宿題で取り組んだ問題を、反復練習して、自分のものとするような、実力がつく勉強をする時間がありません。せっかくやった宿題を、自分のものとするためには、繰り返して解かねばなりません。それで初めて、その問題が自分のものとなり、宿題をやった価値が出るです。実力のない生徒は、反復学習をする余裕などないのです。

だからそういう場合、反復練習をする時間がない場合には、宿題を省略してしまってください。反復できる量にまで、宿題の量を減らしてしまってください。そして残った宿題だけを、反復練習して、自分のものとしてください。その方が、はるかに実力がつきます。だらだらとたくさんの宿題をするのは、時間の無駄使いです。そんなことをしていると、いつまでたっても、基礎力がつかず、いつまでたっても、実力が上がりません。労多くして実らずです。

宿題をうまく処理することは、高校生にとっても重要なことですが、中学生は、内申点が入試に大きなウエイトを占めるため、宿題を無視するわけにもいかず、私はいつもこのことで、頭を痛めています。宿題は、内申点に影響するからです。

一度やった問題を繰り返すことや、簡単な問題を解くことは、無駄な勉強をしているように思えたり、勉強の遠回りをしているように、感じることがあります。基礎を固めることの重要性は、あなたもわかっているつもりでしょう。だれもが基礎は大切だと言います。しかし、だれも基礎の重要性をわかっていません。基礎の重要性を本当にわかっている生徒は、ほんのわずかです。その証拠に、基礎ができていないから、成績が伸び悩むのです。一度できた問題を何度も解かねば、基礎力も実力もつきません。同じ問題を解くことは、時間の浪費ではありません。基礎の重要性が理解できていない生徒は、解いた問題の数が少ないから、もっと違った問題を解いて、もっとたくさんの知識をつけた方が、実力がつくと思っています。それは、あせりから来る感情です。気をつけねばなりません。だから基礎がおろそかなまま、次に移ってしまうのです。ここのところを何度でも強調しますが、繰り返して学習することによって、初めて基礎ができ、実力がつくのです。二度目以降の繰り返し学習は楽です。こんなに楽にできて、しかも実力がつくやり方なのに、ほとんどの生徒がこのことが、本当の意味で理解していません。こうやって勉強すれば、比較的楽に実力がつくので、やる気が落ちないのです。

やる気がないというのは、あなたに根性がないからではありません。ただ単にやり方がまちがっていたから、勉強が負担になり、やる気がなくなってしまったのです。あなたの精神が、軟弱だからなのではありません。繰り返し学習はつらくなく、楽しいのです。

どのレベルの問題を、どれくらいの分量を、どのくらい繰り返してやるのか、そのなかでも特に繰り返しが大事なのですが、それをうまくコントロールす ること、うまくコーチングして、生徒を成績アップに導くことが私の仕事です。ポイントは、ひつこく繰り返すことです。自分でこれである程度できた、仕上がったと思っても、まだ半分以下だと思ってください。そこで終わって、また別の教材に手を出すと、必ず偏差値が落ちます。例外なく落ちます。受験生のあなた、くれぐれもこのことを、頭に、頭だけでなく身体にもたたきこんで、勉学に励んでください。

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