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文京区、豊島区、新宿区の生徒が通う個別指導塾 笑顔の学習塾

やる気を出す 1/4 (勉強のやり方ではなく、心が原因の場合)

父の絵です

父の絵です

やる気の度合いは、生徒によってかなり開きがあります。また、いつもやる気がある生徒でも、何かのきっかけでやる気がなくなってしまうこともあります。みんな塾に来てるのだから、一応やる気はあるはずです。それでも、どうしても、勉強がはかどらないこともあります。勉強をやる気がしない、勉強に対するモチベーションが上がらない、そんなことは、だれにもあることです。ならば、そうなってしまうことの原因は、どこにあるでしょうか。私の長年の塾指導の経験から言えることですが、その原因は、親子の関係の中にあることが多いです。具体的に言えば、親から疎外されたと感じた時、親から認められていないと子供が感じた時に、特にやる気がなくなってしまうようです。子供は、親のさりげないひと言によって、疎外されたと感じることがあります。親に認められなっかたと感じた時、子供はやる気を失ってしまうのです。親からしてみれば、決してそんなつもりで言ったのではなっかたのでしょうが、子供にとっては、ショックな一言なのです。きっとあなたにも経験あると思います。しつこく親から、「勉強しろと」、と言われた時に、「今やろうと思ったのになぜわかってくれないの」、と言うふうにです。私たちは、他のだれよりも親に認められたいのです。たとえ成人してからでも、年を老いてからでも、いくつになっても、親に認められたいのです。ほかの誰よりも、親に認められることが、なによりの喜びなのです。なによりもやる気が出るのです。

こんな時、やる気のなくなった生徒に対して、先生である私は、生徒の側に立って言ってあげます。「そんなこと言われたの、それでやる気がなくなったんだね。」、と相手の気持ちに寄り添ってあげます。しかし決してこれは、生徒の味方に立って、親の方が悪いと言っているのではありません。また逆に、「そんなことでやる気をなくとして、どうする。」、と言っているのでもありません。そんな言い方をすれば、「勉強したくなくなった君が悪い」、と言って、その生徒を責めていることになります。私自身は、良い悪い、正しい正しくないの、価値判断を下すような発言はしません。あくまで生徒の今の気持ちを確認して、そのままその気持ちをなぞってあげるだけです。価値判断はしないが、気持ちに寄り添うということをするだけです。また、親子間だけでなく、先生や友達、あるいは恋人とのトラブルが、やる気をなくさせることもありまが、そういう時も私は基本的に、このように生徒に接しています。それだけで、けっこう生徒の心が癒されて、モチベーションが復活するものです。

ほとんどの悩み、精神的な問題は、親との関係性の中で発生しています。あなたのご両親が、あなたにどう接してきたか、それがあなたをやる気にさせたり、やる気を喪失させたりしています。もし、あなたのご両親が、あなたの話を、あなたの悩みを、なんの価値判断も下さないで、ただゆっくり聞いてくれるなら、あなたは勉強をやる気になるし、たとえあなたに何があっても、きっとあなたは成功するでしょう。ご両親から何も教えられなくても、何も説教を聞かなくても、ご両親が、ただあなたの話を聞いてくれるだけで、あなたはどうすればいいか自分で考え、自分で答えを導き出すでしょう。あなたのご両親がこんな人であることを、私は願っています。しかし、親も人の子なのです。だからあなたの話を、いつもいつも、受け入れてくれるとは限りません。心に余裕がない時は、なかなできないものです。ではそういう場合、あなたはどうすればいいでしょうか。  (つづく)

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