had better と should
正しい日本語訳は、
had better は、 「 ~すべき、(強い勧告)」
should は、 「~したほうが良い、(やんわりとしたアドバイス)」
となり、意味は全く逆だと理解して下さい。
you had better go home.
なんて言ってしまうと、相手は不快な表情をするかもしれません。「あなたが帰らないと迷惑だ」、と言っているのと同じだからです。海外で英語を使うとき、気をつけてください。ひょっとすると大事な人間関係を壊してしまうかもしれません。
受験参考書で、なぜ had better を 「~した方が良い(やんわりとした勧誘)」と、訳していて、 should を 「~すべき、(強い勧告)」と、訳しているのかよくわかりません。
もう少し例文を出して、説明しておきます。
had beter は、少し上から目線だとも言えますね。使う時は注意が必要、あまり親しい人には、使わない方がいいですね。
You had better tell her everthing. ( 彼女に、すべてを打ち明けるべきだ。)
この場合、彼女にすべてを打ち明けなければ、やっかいなことになってしまうよ、と言うニュアンスが含まれています。
You had better tell her everthing, or you will get into trouble. ( ・・・・・でないと、やっかいなことになるよ。) と言った感じです。
you had better get back to work. (会社にもどらないと。)、と言う意味ですが。
you had better get back to work, or my boss will fire me. (・・・・でないと、上司に首にされてしまう。)という感じですね。
次に、should についても説明します。should には、言われたとおりにしなければ、何か悪いことが起こってしまうと言う、ニュアンスは含んでいません。だから気軽に使えます。
また、一般的に、アドバイスを求めるときも、should を使います。
Should I read this textbook? (この教科書を、読んだほうがいいですか。)
また、一般的な慣わし、習慣をのべる時にも、 You should ~ . と言う表現 を使います。
これは、「あなたは、~です。」と、言うより、「世間の人は~です。」と言う感じです。
You should brush youur teeth befour you go to bed. (寝る前に、歯を磨いた方がよい。)
これは、世間の常識、習慣という感じですね。
ちなみに、強制の強さは、 should < had better < must の順です。