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持って生まれた能力を超える

先日Uチューブで「情熱大陸」の放送を見ました。肝臓やすい臓を手術を得意とするある外科医のお話でした。その外科医は静岡のある病院に勤務していて、この分野での手術では世界一級の腕だそうです。名古屋大学の医学部を出ておられているので、とうぜん高校生のときも勉強ができたのだと思います。そうでないと国立大学の医学部には入れないですから。

しかも腕のいい外科医というのであれば、手先も器用に違いないと思ってしまいます。ところが本人が言うには手先が不器用で小学校のときは図工の成績が2だったらしいのです。そのころは公立の小学校は通知表は5段階評価で、2というのははっきり言ってかなり不器用な部類に属すると思います。また体育も苦手で運動音痴とまで自ら言っておられました。なのに今では神の手と言われるぐらいの腕なのです。(本人はそう言われるのを嫌っていました。)

肝臓やすい臓は血管が入り組んでいて、手術が難しいそうです。その血管を傷つけずに執刀しなければなりません。内臓の血管のつながり方は人によってかなり違うそうです
。彼は1年に380くらいの手術をするそうで、そのたびに患者さんの手術の記録を詳細に絵にして記録し、それが積み重なって経験が深くなり、神の手と言われるくらいの腕になったのです。ちなみに一回の手術には10時間ほどの時間がかかるようです。そういう普段の地味な努力が実を結んでいったのです。

たとえ標準以下の器用さであっても、ひたむきに努力することで世界を代表する腕のいい外科医になることができるということを、この先生は証明してくれています。ちなみに先生は静岡のある病院に勤務していますが、あの腕なら海外から(アメリカなど)年収億単位の高給でのオファーがあるでしょう。しかし技術や経験を日本の後輩に伝えるため、日本の病院でがんばっておられます。お金だけがすべてではないのです。

https://www.youtube.com/watch?v=WKiX3-CoI_k

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