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すべての基礎である国語力をつけるには

国語力はすべての教科の基礎です。国語力のある人は他の教科の成績を上げることが容易です。また現代国語の偏差値だけが特に高い人は、勉強不足努力不足です。そういう人はもてる能力を出し切っていません。

現代国語の実力をつけるには、とにかく本をたくさん読むことです。読書量の多い人に国語力のない人はいません。ただし漫画ではだめです。いくらたくさん漫画を読んでも何の効果もありません。漫画でなければどんな本でもかまいません。読めば読むほど現国の偏差値が、それに比例して上がっていきます。とにかく夢中になって読むことが重要です。どんなジャンルでもかまいません。鉄道が好きな人は鉄道の本でいいです。アイドルに関心のある人は芸能界の本でもいいです。なにも夏目漱石や太宰治を読む必要はありません。純文学である必要はまったくないのです。推理小説やストーリー重視の現代作家もお勧めです。

うちの塾生の中でも現代国語の実力がある生徒は、例外なくライトノーベルにはまっています。ライトノーベル(通称ラノベ)は、漫画やアニメを小説にしたものです。会話文が多く大変読みやすいものです。そのストーリーのおもしろさから、つい夢中になって読んでしまいます。夢中になって読んでいると、本の中に書かれていることが頭の中で映画を見るように映像と音声になって再現され、そのことが脳の機能を活性化させるのです。テレビやゲームではこの創造的再現が発生しません。テレビやゲームは受身になり、一方通行だからす。漫画は絵が描かれているので頭の中で映像を描く必要がなく脳が活性化されません。

ここでお母様にとっておきの秘密を教えてあげます。5歳までに黙読ができるようになれば飛躍的にIQが高くなるのです。とりあえずひらがなが黙読できれば合格です。漢字が書かれている本は、ルビが打ってある本が黙読できるようになれば合格です。最初はお母さんが、毎日しつこく子供に読み聞かせるのです。それを繰り返しながら、少しずつ文字を覚えさせ、子供と一緒になって本を読みます。子供自身がすすんで黙読するようになるまで、一緒に読み続けなければなりません。幼児のうちにこの黙読する力をつけておけば、その後、無理に勉強させる必要がなくなります。幼児のうちにこの力を親からつけさせてもらった人を知っています。その人たちは、東大を卒業してバイオリニストになったり、医者(防衛医大)になったり、また現役で慶応(法)に合格したりしています。彼らのご両親がおっしゃるには、5歳までは、子供の教育に少しエネルギーが必要だったが、その後はなにもしていないとのことでした。彼らの両親とは何を隠そう私のいとこ達です。だから私自身が確認しています。幼児の英才教育のノーハウは色々ありますが、この黙読する力をつけてあげることが、最も本人のためになると思います。

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