日本人、フィールズ賞確実(数学)
望月新一という日本の数学者の数学論文が、
望月さんがこの証明論文を初めて公表してからもう8年も経ってい ます。 あまりに奇抜で難解なこの論文は理解できる数学者がほとんどいな くて、今でも理解できる人は世界で十数人くらいらしいです。 その数少ない数学者からこの論文に対して過去8年間質問を受け続 け、ようやく最近論文の正しさが実証されたのです。 その質問の数も一千以上に及ぶそうです。 この数学的課題の解決は、 証明までに2百年以上もかかったフェルマーの法則の証明に匹敵す るらしく、ノーベル賞でいうなら、 ノーベル賞2個分にも相当するとの評判です。
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数学にはノーベル賞というものがなく、 それに匹敵するのがフィールズ賞です。 日本では彼以外今まで3人の受賞者がいます。 日本人には数学的素養があるのでしょう。 江戸時代の関孝和が有名ですが、 彼はほとんどニュートンと同じ時期に、 微分積分の定理を発見していました。 ニュートンは実際の物理現象を証明するために、 数学の微分積分がどうしても必要でした。 いわば必要から発明されたのです。 ところが江戸時代の日本にはそのような差し迫った必要性はありま せんでした。関孝和は言うなればただの遊びとして、 あるいは純粋な数学上の探究心から微積の理論を打ち立てのです。 だから、見つけた数学の定理は絵馬にして、 神社に奉納されたのです。宇宙の真理、 数理の法則は神の世界の手がかりを見つけたというものなのでしょ う。ほとんど信仰の世界です。
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ある数学者から聞いた話なのですが、頂点にいる数学者は寝ている間もほとんど24時間数学的テーマを考え続けていて、その中にひったていることが脳がアルファー波状態で、まるでいつも瞑想しているようでとても気持ちのよいものだそうです。数学の天才はいつもその精神が神の世界で遊んでいるようで、私のような凡人からはとてもうらやましく感じます。
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水素Hや酸素Oなどの化学式を使う化学は、 その基礎に物理を必要とします。化学物質、 分子や元素は物理的物質なので、 その分析に物理的手法が必要とされています。 有機化学の分野である創薬の開発にも物理的分析が欠かせません。 そしてその物理的計算には数学の知識が必要なのです。 ニュートンもそうであったように、 物理と数学は切っても切れない関係なのです。 アインシュタインも、相対性理論を思いついた時、 それを証明するためにまた基本から数学を学びなおしたそうです。 それにしても同じ日本人としてうれしいニュースです。
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なので理系に進学しようとしているあなた達には、 数学の力が必須うなのです。
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