受験で運を味方にするには 14(番外編)
話は先週に続きますが、
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競争の激しい分野なら実力本位の人事をしないと、
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話がそれてしまいましたが、電鉄では自動車や電器メーカーのような競争相手がいないので、トップが無能で官僚主義でも会社は安泰なのです。またこのような会社では日進月歩で開発が進むITの分野の人材を、内部で育てることは不可能に近いです。時代に遅れて取り残される(倒産する)という危機意識が乏しいからです。
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あっという間に通信ネットワークも3Gが4Gになりもうすぐ5Gになります。これが鉄道にどんな影響を及ぼすかなど、外部との競争がない社内営業(上司に気に入られること)にあけくれている鉄道会社の社員が、この分野を理解し追いつくのはほとんど不可能です。なので外部から専門家が派遣され、それが私の友人なのす。
鉄道は国民の足であり重要なインフラです。そのため政府とのかかわりも深く、特に近年セキュリティーの面で政府との連携が、以前にも増して重要になってきています。それでこの分野のことが唯一理解できる彼が、代表してかかわっているのです。
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セキュリティーがどれだけ以前にも増して重要になってきているというのは、中国からのハッキングのことです。去年だったと思いますが、最新鋭の自衛隊戦闘機F35が日本海に墜落しました。F35は米国でも最新鋭の戦闘機です。なので日米双方で大変なショック受けたそうです。さらにショッキングなことにその原因がどうも中国軍のハッキングによるものだそうです。
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自衛隊の予算が増やされたとマスコミはさわいでいますが、日本の防衛費はGDPの1パーセント以内で世界標準の半分です。その少ない予算からサイバー要員を増員して、わずか300人です。一方中国は13万人です。桁がいくつも違います。
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自営隊の最新鋭機がハッキングされたということは、鉄道などたやすいものです。鉄道に混乱をもたらし事故を起こすことも可能でしょう。そこまでいかなくても通勤に混乱をもたらすだけで、日本経済には大きなマイナスです。これが新幹線ならさらに深刻です。
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また話がそれてしまいました。でもとても大事なことです。続きは次回にします。
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