受験で運を味方にするには 13
言うまでもなく学歴だけで人生が決まるわけではありません。しかし人間死ぬまで勉強です。何かを学ぶことは一生を通じて終わることはありません。受験勉強はそのための予行演習なのです。この時期に身に着けたことは、一生ついて回ります。一生ついて回るというのは、学歴や勉強の中身のことではありません。数学の微積や英語力がその後に役に立つこともあるでしょうが、今私が言っているのはそのことではなく、勉強に向かう姿勢とか勉強のやり方とかの、ソフトの部分です。
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それより僕が受験勉強の弊害を感じるのは、点数主義というか、完璧主義です。失敗することへの過剰な恐れです。これはちょっと失礼な言い方になりますが、サラリーマンもこの害毒に侵されています。失敗を恐れていたら進歩がありません。前例がないからこそ、結果が予想しずらく、チャレンジの意味があるのです。いくら失敗しても最後に成功すればいいのです。あるいはトータルでプラスになればいいのです。ときには損害を被るとわかっていも実行することも必要なのです。日本の経済の停滞もこのことと無関係ではないと思います。自己保身に走っていてはじり貧になるばかりです。運気も低下していきます。次回はこのこと具体的なことを例に出して説明します。
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