受験で運を味方にするには 10
今大阪の実家でこのブログをかいています。
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私のその予想はぴったりでした。 なんと千葉県の八千代市から徒歩だけでここ、 大阪と奈良の県境にまで来たのです。 東海道は通らずに山側の中仙道を通って、 千葉からここまで約1か月かかったそうです。 茨木大学を卒業して1年間働いたあと、 会社を辞めてこの旅に出たそうです。多分何か何か悩むところ、 求めるところがあってのことだと思います。
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先週はウルトラマラソン中の55歳の女性に出会いました。 僕が淀川の河川敷をランニングしてた時です。 彼女は土曜日の朝8時に京都を出発して大阪をぬけ神戸まで走り、 翌日にはまた神戸から京都に戻って、最後に大阪でゴールです。 距離200キロです。 そのバイタリティーには元気付けられましたが、 徒歩の青年もけたはずれたエネルギーです。
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以前自転車で日本一周をしている青年に会ったことがあり、 また徒歩だけで旅をしている人が他にもいるだろうとは思います。 しかしこの千葉から来ている青年は、 ただ徒歩だというだけでなく、 サバイバル旅をしているというのです。サバイバル旅? 食べ物は全部自然の中からしかとらない。えー。 何を食べているの。どんぐりの実、蜘蛛、みみず、亀、 などそこいらにいる動植物を取って食べているようなのです。 コンビニやスーパーで食べ物は買わない。宿にも一切泊まらない、 すべて野宿です。
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どんぐりは食せることは僕も知っています。 渋抜きをすればそこそこおいしいそうです。 カメも海ガメなどは高級料理です。ただ普通の亀が、 そこいらをはっている亀がおいしいのかは知りません。 彼によるとすっぽんと同じようなものでないかと。 極めつきはミミズです。 ミミズは内部に大量に土をもっているので、 それをよく洗って茹でるそうです。 くせがなくおいしいと言っていました。本当かな? そういえば食用ミミズというものがあって、 マクドナルドに使われているという根拠のないうわさがありました 。
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彼はきれいな目をしていました。 今時あんなに澄んだ目をした青年いないでしょう。 彼が無事であることを願っていますが、 この旅で彼は開眼するのではないでしょうか。 受験応援ブログとしては、とにかく志望の大学、 できるだけ理想の学校の合格を応援するのが使命ですが、 大学だけで人生は決まりません。 もちろん受験は人生では重要な位置を占めるし、 全力でぶちあたらなければなりませんが、 また一方大学だけが人生ではないのです。 みなさんも肩に力をいれずに受験勉強がんばってください。
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