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ブレグジット 小論分 1

今年度の時事の小論文のテーマになるかもしれないブレグジットについて書きます。私はかつてEU関係の小論文出題を的中させ、みごとうちの塾生が合格したことがあります。今回も参考にしていただければ幸いです。

ブレグジットとは英国がEUから離脱することを言います。ブレグジットのことを説明する前にEUとは何か、EUにはどういう問題点があるかを示せば、おのずとブレグジットの問題点が見えてきます。

EU欧州連合は、EUヨーロッパ域内では共通通貨ユーロを使い、またEU域内は無関税など、経済を統一するこによって効率化され、EU全体がより競争力を持ち発展していくために作られた連合です。経済活動を統一するために共通の法律が作られました。小さなことで言えば電機のコンセントの企画です。EUができる前は国よって企画が違っていました。家電を持ってきても国境を超えるごとにコンセントを交換しなければならなかったのです。これを統一するだけでも効率性が向上します。その他あらゆるルールを統一していきました。
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その中で今回の英国EU離脱の引き金になったのは、EU域内では人の移動が自由だという法律です。域内では特別な場合(犯罪など)を除いて人の移動は自由でなければならないという法律があります。普通国籍のある国から別の国に移住するには,色々な制限があります。移民大国の米国であってもだれもが自由に米国に住むことができるわけではありません。米国籍を取得するのは難しく永住権を取るのも簡単ではありませんところがEU域内であればだれでもどこでも勝手に住むことが出来るのです。EUの人々は仕事のある国、賃金のより高い国、また福祉のより行き届いた国に移住していきます。これにそれぞれの国の事情で制限を加えることはできません。労働者の移動が自由だとEUの経済成長にはプラスです。経営者も労働力を安く手に入れることができます。しかし一方英国など比較的賃金の高い裕福な国では、安い労働力が入って来ると、もとからその国で働いていた国民の賃金が下げられます。経営者にとっては都合がいいですが、地元の労働者は歓迎できません。外国から入ってくる労働者は言葉やスキルに問題があって賃金の低い仕事、いわゆる3K労働に就く人が多いです。もちろん英国でもその事情は同じですが、それだけでなく英国の場合、医者のような賃金の高い仕事に就く人も東欧から入ってきています。そのせいで英国の医者の年収が半分近くになってしまったと言われています。
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そしてより深刻なのは、元々のヨーロッパ人ではなく、アフリカや中東からイスラム系の人々が移民してくることです。欧州人ならそこまで厳格でなくてもゆるやかなキリスト教徒です。ところが宗教や風俗、価値観の違う民族が入ってくると社会に大きな軋轢を生みます。ある英国在住のイスラム教徒のグループが、バッキンガム宮殿をモスク(イスラム寺院)に変えようという運動をしています。私達日本人から見れば、よそから入ってきてよくもそんない図々しいことが言えるものだと思います。一度EUに入ることができた外国人は域内では移動が自由なので、英国の主権で英国に入る移民に制限を加えることができないのです。   (つづきは次回)
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