勉強と食事(おにぎりはNG)
何も食べないで勉強できればいいですが、そうもいきません。食べなくては生きていくこともできません。食事後すぐは勉強の能率が下がります。眠たくなったりやる気が減少したりします。それは食べたものを消化するのにエネルギーが必要で、血液が消化器官に回るために脳の血量が下がり眠たくなるというのです。というのが今まで言われてきた一般的な意見です。これから判断すると肉などの消化に時間がかかりそうな食物を控えたほうが、眠たくならず勉強の妨げにならないと思われますが、実はそうではないのです。
最近の医学の研究によれば、眠気を誘うのはおもに糖質で、糖質を消化するために必要な物質、インシュリンの分泌が眠気を誘発するのです。人類が農耕をするようになってから、小麦や米、トウモロコシを大量に食すようになりましたが、その歴史は浅く、長い人類の歴史からみればつい最近のことなのです。人類が生まれてたとえば1年だとすれば、農耕をするようになってまだ一日半しかたっていないのです。そのため糖質を消化する物質をまだごくわずかしか人類は作り出せません。これは人類は穀物(糖質)を大量に消化するようにはまだ進化していないということなのです
大量の穀物の摂取は寿命を縮め、様々な慢性病の原因となります。糖尿病がその代表です。糖尿病を患う人にご飯(米)好きや、麺類好きが多いです。炭水化物の過剰摂取がその原因です。パンもそうです。また意外ですが糖質と言うわりには甘い物の糖質度は低いです。たとえば食パン一枚で角砂糖12個分があるそうです。角砂糖12個も食べるのは大変ですが、食パン1枚なら難なくたいらげるでしょう。炭水化物(糖質)は人類にはあっていません。人類が生きていくのにほとんど必要ないし、むしろ害のほうが大きいです。
だったら何を食べればいいかというと、肉、野菜、果物です。勉強の合間の腹ごしらえにはおにぎりはNGです。眠たくなります。フランクフルトなどの肉類やリンゴやミカンなどの果物がお勧めです。一度試してみてください。おにぎりとフランクフルトを食べてどちらが眠たくなるかを。
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余談ですが、人類は農耕を始めるようになってから爆発的に人口が増大しました。穀物は貯蔵できるので富の蓄積が始まり、貧富の差や階級も生まれました。戦争も富の蓄積が原因でしょう。その半面文明文化も発達しました。また最近の人類の化石による科学的調査から、農耕が始まって人類の寿命が一気に短くなったそうです。種としての人類は、寿命を犠牲にして数を増やす作戦だったのでしょう。
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