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第一志望は高く、志(こころざし)はもっと高く、

私は進学レベルで言えば普通より少し下の公立高校を卒業しています。またそこでの成績もぱっとしませんでした。その高校の進学先は偏差値でいうなら50以下の大学が主流でした。なのにいつも私は「俺は京大に行くんだと」言っていました。なのでいつも周囲からはあきれられていました。あんたの実力で何を夢みたいなことを言っているのだと。私は結局京大にはいきませんでしたが、少し時間がかかりましたが最終的には早稲田大学を卒業しました。先日クラスの同窓会があって久しぶりに同級生に会いましたが、私が一番偏差値の高い大学を出ていることに同級生は驚いていました。

 

高校生のころは担任の先生もクラブの先輩も親も、みな一様に京大よりもっと簡単な大学を受験するようにと勧めました。しかし私はどんなことがあっても志望大学を変えるつもりはありませんでした。最終的には京大ではなく早稲田にいったのですが、どうしても京大に行くんだという想いが勉強をさせ、目標に向かってつらい勉強もできるようにさせたのです。先生や親など私のことを真剣に考えている人ほど、「そんなむちゃなことはやめておけ」と言います。そうして私のことを否定してきました。
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しかし志は高いほうがいいです。人は夢を描くことによってそこから生きるエネルギーを得るのですこれから受験する若いあなたたちが夢を持たないでどうするのですか、それでは世の中が暗くなってしいます。年をとるにつれて目の前の現実に埋没して夢が萎えていく人がほとんどでしょう。それが大人になることかもしれません。確かにそれ(現実と折り合いをつけること)も大事なことでしょう。しかし最初から夢や理想を持たずあきらめてしまっていけません。
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受験生や若者を見守る立場にある先生や御両親に忠告したいのですが、決して若者の夢や理想を頭から否定してはいけません。大人はよくわかっていますが、そんな簡単に夢が実現して理想どおりにはならないです。どうせどこかで頭を打つのです。そのときはじめて若者は学ぶのです。人に言われて学ぶのと自分で頭を打って学ぶのとは学びの深さが違います。この時人は大きく成長するのです。理想や夢がないと人は結局学ぶこともできないのです。志の高い若者を応援してあげてください。純粋な夢や理想を描く若者は必ず成長します。そして世の中を良くする大きな役割を果たすすばらしい人になります。
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