予備校か？自習室か？

2018年11月17日

受験生にはこの時期冬季講習の勧誘がたくさん来ます。色々とうまい宣伝文句に乗せられて講座を取って後で後悔することのないようにしてください。直前で実力を上げる講座とか入試に出る重要事項の整理とかうたって勧誘されるとついつい手が出てしまいます。予備校の講義は時間をたくさん使います。すべての講座が無駄だとは言いませんが、たくさん取ると勉強時間が削られてしまいます。

今まで頑張ってきた人は、新たな知識を入れる必要はありません。今まで学んだ内容の復習に徹するだけで十分です。そのうえで実践問題をやりまくってください。まだまだ実力が足りないという人は、ただただ知識を詰め込むことに徹してください。いずれにしても講義に出席している時間の余裕などないはずです。

自分で勉強すれば1時間で終えるところを、講義だと３時間かかります。確かに講義は印象に残りやすく記憶に定着しやすいですが、講義を受けただけでは身に付きません。あとでしっかり復習することによって身につくのです。もし講義受けただけで身につくのなら学校の授業だけで家に帰ってから勉強しなくても実力がついているはずです。結局自分で勉強したところしか身につかないのはみなさんよくわかっていると思います。

親御さんもこの時期の出費にはお金をおしまないでしょう。だから安易に誘惑に乗ってしまうのです。講座は気分転換に利用するぐらいがちょうどいいです。それよりも勉強できる環境を求めてください。自宅で勉強がはかどる人はかなり意志の強い人です。そういう人はむしろ少数です。普通の人は自習室や図書館など常に勉強できる場所を確保してください。自習室を勉強するために予備校を利用するのならいいでしょう。この時期時間を浪費する予備校などの講義はとらずに、自習室や図書館にこもって勉強してください。もう入試までわずかですから。