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受験 神頼み

日本人なら神社に行くと柏手をポンポンとたたき、手を合わせて頭を下げるでしょう。あなたがもし受験生ならその時合格を祈願するでしょう。「どうか○○高校、○○大学に受からせてください。」と神社の神様にお願いするに違いありません。人は何か困難に直面したときや何か大きなことを達成しようとするときには自然に祈っています。家族のだれかが入院して手術を受ける時、なんとかうまくいきますようにと祈らずにはおれないでしょう。でも祈ったからと言って神様が願いをかなえてくださるとは限りません。それでも人は祈らずにはおれないのです。

私がかつて受験したとき、私の父親が「受験日くらいは仏壇の前に座って手を合わせていきなさい」と私に言いました。そのころまだ若かった私にはその意味がよくわかりませんでした。当時唯物的で理屈っぽかった私には、父親のいう事が非科学的に聞こえました。いつも迷信など受けつけない理知的な父がいったいどうしたことかと。

でもこの年齢になってようやく父の言っている意味がわかってきました。人は一人では生きていきません。私がここまでくるには両親をはじめたくさんの人のお世話になってきました。人生経験を経るにしたがって、いろんな人のおかげでここまでこられたことがわかるようになってくるからです。今生きている人に限らずもう今ではお墓の中に入ってしまった、祖父や祖母にもお世話になっています。また私が生まれた時にはにこの世にいなかった人にもきっとお世話になっているでしょう。そういった方々を含めてすべてが神様といってもいいでしょう。あるいはご先祖様や仏(ほとけ)様といってもいいでしょう。

そういったすべての神羅万象に対して感謝の気持ちを持ち、謙虚に祈ることは人にとってはごく自然の行為なのです。今は仏壇や神棚のある家庭は少ないでしょうが、受験の当日くらいは、ご先祖様や神様仏(ほとけ)様に、手を合わせることぐらいの気持ちがあっていいと思います。受験生のみなさん、たとえ家に神棚や仏壇がなくても、どうか今日一に実力を出せるようにと、手を合わせる気持ちを持ってください。そうすればきっとご先祖様や神様からの応援がいただけると思います。

 

 

 

 

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