もしあなたが長い時間机に向かって勉強しているのに成績が伸びないと悩んでいるなら、その中でももしあなたが中学生なら、宿題に時間を奪われていて、肝心な勉強ができていないのではないでしょうか。宿題を終わらせることにほとんどの時間を使ってしまって、肝心の定期考査の勉強や実力をつけるための勉強がおろそかになっているのではないでしょうか。

私の長年の塾の経験から言えることですが、勉強時間のわりに成績が伸びない生徒の多くが宿題のせいです。成績がいまいち伸びないのは学校の宿題のせいではないと思っているあなた、一度総勉強時間のうちで宿題に費やしている時間を測定してみることお勧めします。それが全体の５０パーセントを超えていたらちょっと考えてみる必要があります。しかもそれが試験直前に、宿題を終えることに追われているようでは致命傷です。

定期試験までまだ時間の余裕があるころならいいすが、試験直前に提出物（宿題）に追われていて肝心の勉強に手が回らないようでは困ります。 うちの塾では宿題も塾でやり終えてしまうので、どれだけ宿題に時間がかかっているかよくわかります。 提出物の中にはレポートのようなものもあり、カラフルにしたりグラフや図にこりだすと、いくらでも時間がかかってしまいます。ある程度以上は趣味の問題です。

勉強時間の割には成績が伸びない理由には、いわゆる基礎力不足など勉強の要領ややり方の問題がありますが、宿題に必要以上の時間が奪われていることほど要領の悪いことはありません。実力をつけ成績を上げるには戦略が必要ですが、戦略の第一歩として、ここにフォーカスしてみてください。宿題にどれだけ戦略的に取り組むか検討するだけで、まちがいなく成績が伸びます。

またあなたが机に向かっているだけで、お母さまは安心して小言を言わなくなるので、そこに逃げてしまうと成績が伸びませんよ。