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復習の魔力

英語の音読については何度もその効果を強調してきました。繰り返しになりますが、音読する英文は、完全に和訳ができ文の構造など文法的なことも理解できている英文でなければなりません。先日その復習の効果を目の当たりにしました。高校1年生の女生徒ですが、彼女は高校受験のために英語長文読解をかなりまじめに取り組みました。受験が終わればみなさんそうなるのですが、高校に入学するまではほとんど勉強らしい勉強はしません。(私立高校では入学までのこの期間に宿題が出すところが多いです。長期の休みで頭が鈍らないようする配慮だと思います。)彼女も例によってそうなのでしたが、英語長文読解はたとえ5分でも復習するようにと、指導していました。受験勉強の時に一緒に読解した英文とその和訳を書いたノートを音読するだけでいいと。彼女は何かのついでに、たとえばドライヤーで髪の毛を乾かすときに音読したり、寝る前5分だけ目をとしたりして、週に4日ぐらいは復習していたそうです。新しく入学した高校の中間試験が終わって席次が出た最近(6月初旬)、どのくらい実力を維持しているか久しぶりに一緒に英文読解をしました。するとどうでしょう。実力を維持するどころか、さらに実力アップしていました。

ほんの少しの復習です。受験期に何度も学習し日本語訳を暗記してしまっているくらいのノートです。なので何の労さもなく復習できます。楽にできます。にもかかわらず不思議なくらい実力がアップします。これこそが音読による復習の魔力です。

ノートの片面に英文のコピーを貼り、もう片面に日本語訳を自分で書きます。もちろん自分で訳し解答を参考に間違いがあれば訂正します。塾では私が見ます。ノートは贅沢に使って両ページの下半分くらいは英文も訳も書かず、その場所に単語の整理や、そこに出てきた重要な文法事項を書いておきます。こうしてノートだけで復習できるように必要なことはすべてノートに書き込んでおきます。偏差値55ぐらいまでの都立校なら、こんな英語長文を15題も解けば余裕で合格点に達するでしょう。もちろんしっかり復習することが条件です。そして受験が終わってからも毎日たった5分だけ見直すだけでさらに実力が伸びていきます。

 

 

 

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