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漢字の習得

イギリスのケンブリッジ大学のリチャードソン博士が中心となって、日英米仏独5カ国の子供の知能指数を計測する問題を作って、それぞれの国の子供の知能指数を計測したところ、日本以外の国子供の知能指数は平均100だったところ、日本の子供の知能指数は平均111でした。11も差が出るのはおかしい、どうしてここまで差が出るのかと色々調査したところ、その原因が日本語の複雑さにあるのではないかという結論に達したそうです。日本語は表音文字のひらがなやカタカナ、表意文字の漢字と他の言語にはない特徴を持っています。特に漢字は抽象概念を表現します。この表音と抽象概念を同時に習得することは、知能の発達には大変有効なようです。という結果を表した論文が、イギリスのネイチャーという科学雑誌に発表されたそうです。

最近の調査では漢字の習得は、幼児や小学校低学年の方が習得が早いということがわかってきています。たとえば幼児に「がっこう」と表音文字(ひらがな)で教えるより、「学校」と漢字を教えてしまったほうが早く覚えるそうです。子供は文字を形で覚えます。人は映像として記憶は、幼児期や子供のほうがすぐれています。最初は「机」「鼻」など具体的な物と漢字を結びつけ、しだいに抽象的な「上」とか「暗い」とかに進むといいようです。ただし読みを習得させるだけで、最初は書かせてはいけないようです。私の経験から言えることですが、読書量の多い生徒は知能指数が高いような気がします。いわゆる地頭のいい子です。読書は抽象概念の整理です。読書中は想像力で脳が活性化していまいす。漫画ではこれがほとんどおきません。このことと漢字の早い時期からの習得が、知能の発達をうながすこととつながるような気がします。また幼い時期に表現力をつけることは情緒の安定を促し、社会的適応力にもいい影響を与えるのです。

このブログを御覧になられている方は、ある程度の年齢でもう遅いかもしれませんが、年の離れた弟や妹がいたり、将来結婚してお子様を持たれたときに、実践してみてください。受験生は英語が難しく習得に苦労していますが、日本語は最も習得の難しい言語であり、それゆえに日本人の優秀性があるのだということに感謝したいですね。

 

 

 

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