志望校志望学部の選択、AI(人工知能)がもたらす世界 1/3
最近AI(人工知能)に関する話題が急に増えてきたよう思います。人工知能の普及は第二の産業革命と言ってもいいくらいの変化を世の中にもたらしそうです。みなさんは人工知能とはどういったもので、具体的にどういう仕事をするのか、はっきりイメージができている人は少ないと思います。学部を選択する上においてもAIの動向は重要なファクターです。今回は私のAI対する理解を書くので参考にしてください。
先日YUチューブで、ある国際弁護士事務所でのAIの活躍を紹介してました。その事務所は多国間で起こる主に企業の訴訟をサポートしています。国際間の訴訟の際には、証拠としてあらゆるデータや資料を調査しなければならず、それをAIにさせるというのです。証拠資料の調査は、メールなどあらゆるデジタルデータを読まねばならず、人がすべてに目をとす(読む)まさに人海戦術でした。しかも訴訟ゆえ調査に費やすことができる時間は短く、そのための人件費が訴訟費用の大きな部分をしめていました。その動画で紹介されていた企業が開発したAIは、まさにこのもっとも人件費のかかるデータ資料の調査を簡単に早く安価でやってしまいます。そのAIを開発したのは日本の企業でしたが、米国の株式市場に株式を上場してました。
このように今まで人間にしかできないと思われていた仕事がどんどんAIができるようになり、人だけがする仕事が益々減少していきます。今までのコンピューターはたとえば将棋やチェスといったものは得意でした、もうとっくに人間のレベルを凌駕しています。ところがその反面、ひと個人の識別、~さん、・・・さん、の識別ができませんでした。かつてよく言われたのですが、大人のできることはコンピューターは得意だが、子供ができることができないと。積み木を積んだりかたづけたりするのもコンピューターは苦手でした。またたとえば講堂に並べられていた椅子をきちんと元にかたづけるというのもできませんでした。ところがAIはこれができるのです。