勉強を始める前にスマホをいじっていたら、気がついたら何時間もたっていた。勉強中にスマホのスイッチを切ることができない。あれをしてから勉強しよう、これをしてから勉強しようと思っていたのに、結局ほとんど勉強できなかった。お腹がすいたので何か食べたのだけれど、結局睡魔に襲われ眠ってしまった。このようにあなたの学習の邪魔をするものは色々あります。

どうしてこんなものに簡単に妨害され勉強でなくなってしまうかというと、良い習慣が身についていないからです。良い習慣が身についていれば、こんなもので勉強は妨害はされません。これは単純に意思の弱さを示すものではありません。習慣の問題です。なのでまずは良い習慣を身につけることが大切です。良い習慣を身につけることが受験勉強の第一歩と言っていいでしょう。

お母様は　「うちの子は勉強をやる気があるのかしら」　とよく心配されていますが、勉強なんてしなくていいなどと思っているお子様は一人もいらっしゃいません。むしろできるだけ勉強して成績を上げたいと思っています。成績が良くなり志望の大学や高校に合格すれば、お父さんやお母さんにもほめられるし、本人も気持ちがいい、また周囲からも評価され自分の未来にも自信が持てるようにになります。なのに、勉強しなきゃいけないことはよくわかっているのにできないのです。わかっちゃいるけどできないのです。それはひとえに悪い習慣のせいです。

習慣を変えるのにはコツがあります。よく悪い習慣の代表として例に挙げられるのが喫煙ですが、喫煙をやめることができた人とできなっかた人とを比較して、どこが違っていたのか、どうすれば悪い習慣を絶ち、良い習慣を身につけることができたのかについての調査があります。

生活の中に何か小さいことでもいいから、習慣を変えるきっかけとなる習慣を作ることで習慣を変えることができます。小さな習慣を作るとそれがトリガーとなってしつこい習慣も変わっていくのです。それを受験勉強であてはめてみると、必ず毎日少しでいいから英単語を覚えるとか、毎日必ず３０分音読するとかのあまり大げさでない習慣を少しずつ積み上げるのです。そうすれば、もっと重症な悪癖も除外でき、よい習慣が身にくのです。習慣の力を利用するためには小さな習慣を身につけることから始めてください。来年高校や大学を受験される方は特に今が良い習慣をつける適切な時期です。