高校２年生になると文系か理系かの選択しなければなりません。一般的に言って数学が苦手なら理系をあきらめて文系を選択することになります。でも医学部に行くような人でも最初は数学が苦手だったと言う人かなりいるようです。だから本人のやる気しだいでどちらを選択するのも可能です。そうは言うものの具体的に就きたい仕事があったり、大学で研究したいことがはっきりある人はそれにそって文系理系の選択をすればいいですが、そうでない人は数学ができるかどうかが決定的な要因になるでしょう。

ではどちらを選択していいかわからない人はどうすればいいでしょうか。そういう人は理系を選択してください。これから日本や世界がどうなっていくのかまだだれにもわかりませんが、職業選択の幅はあきらかに理系の方が有利だと言えます。

AI（人工頭脳）の進化が今ある仕事の多くを奪っていくと言われています。アメリカでは人事や総務の仕事がごっそりAIがやってしまって、多くの人が失職しているそうです。その奪われた仕事は日本で言うなら文科系の学部を卒業した学生が就く仕事です。この流れは２～３年で日本にもやってくるでしょう。アメリカは今景気がよく失業率が低いですが、それは失業した後にまた職に就くことができるからです。しかしその新しい仕事の収入が大幅に下がってしまっています。年収８００万あった人が失業後には年収３５０万の仕事しかなかったとかということが今アメリカ中で普通に起こっています。大企業で中堅幹部だった人が失業後はウォルマート（大規模スーパー）の仕事しかなかったように。

どうしても数学や理科系の教科が嫌いなら仕方がないですが、特にこだわりがない場合はとりあえず理系を選択しておくことをお勧めします。言い忘れましたが、文転（理系から文系に移ること）はたやすいですが、理転(文系から理系にう移ること）は難しいということも理系を勧める理由の一つです。