都立高校入試 理科・社会が苦手
もう都立受験まで2ヶ月ほどですね。英語や数学、国語も大事ですが、これから得点が伸びやすいのは理科や社会です。理科社会は暗記が中心で、基礎から積み上げる教科ではないから、その分野だけ勉強すればその分野の得点はできます。そこでその勉強のやり方ですが、理科や社会がもともと得意な人は、過去問に集中してください。模擬テストの復習や予想問題集を解くのもいいでしょう。
自分が苦手な分野をとくに集中的につぶしていってください。もともと理科社会ができる人は、勉強のやり方に関してはそれほど問題はないでしょう。苦手分野を克服することが重要であることはよくわかっているでしょうから、苦手分野を克服することだけで終わらず、過去問の取り組みがおろそかにならないよう注意してください。過去問研究はもっとも重要です。
問題は理科社会が苦手な人です。過去問に取り組んでもよくわからない。特に都立の理科の問題は実験がからんだものが多いし、社会は実際の地図や資料を読み込んで考える実践的な問題が多いので、理社そのものに興味がない人は、問題の解答や解説を見てもよく理解できないことが多いでしょう。それではやる気が起きずモチベーションが上がりません。
そういう人におすすめの勉強法があります。ごく基礎的な問題集で薄いのを一冊仕上げるのです。受験は満点を取る必要はありません。落としてならない問題をきちんと正解することが大事です。数学は特にそうですが、難しい問題に時間をかけて、たとえ正解できても、みんなができる問題を落としては元も子もありません。
そこで私がお勧めなのが 「受験生の50パーセント以上が正解した問題」です。理科社会が苦手な人もこれくらいはできるようになってください。問題が簡単だけでなく、問題量がそれほど多くないのがいいです。この薄い問題集を繰り返し学習し、最後に過去問に取り組んでください。今から真剣にがんばればこれくらいは簡単にできるはずです。これからのがんばりで大きく点数が上がります。やるしかありません。