先日の熊本の地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私にも熊本在住の知人がおりますが、幸い怪我もなく元気でいるようです。ただ水道などライフラインがまだ復旧の目処が立っていないようです。阪神淡路大震災、東日本大震災、今回の熊本の震災もそうですがほとんど予期せぬことでした。 私は大阪出身ですが、大学受験のとき、東京には関東大震災がいつか来るからと言って、神戸の大学を受験した同級生がいました。今地球そのものが活動期に入っています。なので地震国日本では、いつどこで地震が起きてもおかしくない状態です。

天災はいつやってくるかわかりません。私も天災ではありませんが、火事に会ったことがあります。隣の家から出火して私の住んでいるところまで燃えてしまいました。火事の日はスマトラ沖大地震と同じ日でした。私の住処は借家で持ち家ではなったので、幸い金銭的被害はそこまで大きくはなかったです。でもそこで塾もしていたので、仕事場と住むところを同時に失うことになりました。東京都が臨時（３ヶ月、家賃も必要）で都営住宅を貸してくれて、幸いそこですぐ塾を再開することができました。

火事は持っているもの、もっている物質のほとんどを奪っていきました。しかし塾を再開するのにはほとんど支障はありませんでした。とりあえず教えるのにそんなにたくさんの物は必要ありません。辞書や参考書問題集は買えばいいです。塾をするのに一番必要なものはすべて私の頭に入っています。火事で持っている物質のほとんどすべてを失いましたが、私の経験や私の頭に入っている能力（生徒を教える力や学力）まで奪うことはできませんでした。

天災に会えば物質的なものは一瞬で失ってしまいます。受検生のみなさん、でもあなたが勉強したとこ、受験のためにがんばった経験、学歴、それらのことはどんなことがあっても誰も奪うことはできません。たとえ天（天災や神様）でも奪うことはできないのです。