中学１年生の時には数学が４だったのに中２なって３になってしまった。そんな生徒がよくいます。その１番の理由はもちろん勉強不足です。数学も学年が上がるにしたがって、だんだん難しくなってきます。とくに中学受験をした生徒は受験勉強のなごりもあり、そんなに勉強しなくても成績を維持することができます。でもその貯金も中２になるまでにつきてしまいます。数学は積み重ねの教科です。なので中学３年生の数学ができるようになれば高校受験は大丈夫です。逆に中１中２の数学がいくらできても高校入試には役にたちません。

通知表での３の範囲は広く３と４の差は大きいです。少しの実力差で３に下がってしまったと楽観すると取り返しのつかないとこになってしまいます。ここは深刻にとらえてしっかり数学の勉強に時間を費やしてください。

数学をV字回復させる秘訣は、問題集の復習回数を増やすことです。あらたに難しい問題集を買ってきて今までのに付け加えて学習するのはよくありません。あたらしい問題集に取り組む前に今までやっている問題集の復習をしっかりしてください。あたらしいひとつランクが上の問題集に取り組むのはその後にしてください。しかも最初は手をつける問題はしぼってください。繰り返し復習できる範囲だけにしてください。また本当に余裕のある人は、今までの問題集をやめてしまいランクが上の問題集だけに絞るというのもありです。ただしこの場合もこの問題集を何度も復習できることが条件です。