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夏目漱石 「こころ」 の感想文を読んで 3

OLYMPUS DIGITAL CAMERA先日イタリアから帰った友人から聞いたのですが、イタリアでは大きな本屋に行けば未だに三島由紀夫のコーナーがあるそうです。9・11や先日のフランスでの自爆テロがあると、決まって欧米のメディアは神風アタックと言って、テロを日本の戦時中の神風特攻隊と同列に扱おうとします。軍事施設を標的にした日本の神風特攻隊と、一般市民を犠牲にする無差別テロとは大違いです。また日本の特攻隊の兵隊さんは「後で靖国(戦死者は靖国神社に祭られる)会おうと」言います。このこととテロを起こして死ねば天国に行けるというのとは根本的に違います。今回のテロでもフランス新聞ルモンドが「神風アタック」と見出しに書いたそうですが、それに対してフランスの読者から多くの批判が寄せられたそうです。それには三島文学の影響が大きく貢献していると思います。

三島由紀夫や乃木将軍のように生きろというのでは決してありませんが、この2人の偉人に生き方には、私たちが私たちの生き方について学ぶべきものがたくさんあるように思います。 漱石の感想文からははずれているように見えますが、根っこは同じです。

もう百年も経てば私もこのブログを読んでいるあなたも、ほとんどこの世ににはいないでしょう。生きている間は永遠と永遠の中にある一瞬です。私たちが生きていると真に手ごたえを得られるのはどういうことか、彼らのような偉人から学ぶべきことがあると思います。

 

 

 

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