受験勉強は暗記がすべてですね。歴史や地理などの社会や英語だけでなく、数学や物理などの理系教科も、結局は解法のパーターンを覚えてしまうことが一番重要です。記憶のピークは10代までらしいですが、実際にはそれ以降も大量の記憶を蓄積しているようです。人は一度覚えたことは実は絶対忘れていなくて、ただ思い出すことができないだけなようです。
人間の脳には記憶をつかさどる海馬というところがあり、そこに記憶が蓄積されていますが、ただそこから記憶を引き出すことができなくて、覚えられない頭が悪いとみなさん苦しんでいるのです。覚えるということより思い出すことが重要なのですね。
そこで、どうすれば記憶を取り出すことができるのか、ということです。まず当たり前のことですが、反復し繰り返すということです。このブログでも何度も強調していますが、復習をしっかりすることです。人の心理として、つい勉強を先に進めたくて、新しい問題や新しい教材に手をつけたくなります。そうして復習がおろそかになります。これが受験勉強失敗の大元です。難しい数学の問題も基礎的なテクニックの組み合わせです。もうわかったから十分だと思っているあなたもまだまだです。ひつこいぐらい基本問題や標準問題を繰り返し解いてください。そうすれば基礎的なことの記憶がしっかり蓄積されます。土台がしっかりすればその上の応用もうまく築くことができます。
その次に強調したいのは音読することです。語学だけでなく社会や理科系の教科も音読は有効です。数学など解き方のパターンをブツブツ言ってみてください。よく小学生のころは音読をやらされますが、学年が上がるにしたがって音読しなくなります。勉強は苦手なのに劇のセリフならすらすら覚えるという人もいます。声に出すことが記憶の強化につながるのでしょう。
反復練習と音読、これが受験勉強の究極のコツかもしれませんね。