ＡＯ入試で選んだ学生は能力にばらつきが多いということで、近年ＡＯ入試の入学枠が減少傾向にありました。しかしこのたび文部科学省からの報告によれば、国立大学でのＡＯ入試の入学枠を大幅に増やす計画があるそうです。とりあえず今の２倍にするそうです。

ＡＯ入試に付け加え、指定校推薦、自己推薦、付属校からの推薦があり、一般入試以外から大学に合格する方法がかつてより大幅に増えています。とくに人気のない大学では、一般入試以外の方法での選抜枠が大きいようです。少しでも優秀な学生を採用しようという試みでしょうが、一般入試の入学定員をしぼることによって、偏差値を下げないようにするねらいもあるそうです。一般入試の選抜枠が小さいと、競争率が上がり偏差値を保てるからです。

したがって偏差値下位校ではその実際の難易度は、一般入試の偏差値より、ＡＯ入試や推薦入試の難易度のほうがはるかに低いと考えられます。

頭が悪いし勉強もしていないから自分は大学になど決して行けないと思い込んでしまっている高校３年生のみなさん、大学生になることををあきらめないで下さい。あなたを受け入れてくれる大学は必ずあります。ＡＯ入試や推薦入試をよく調べてみてください。またこれは私の偏見かもしれませんが、ある程度以下の大学名のヴァリューはどこもあまり変わらないと思います。

ただ中途半端な大学へ行くより専門学校行くか就職するかして、早く社会に役に立つスキルを身につけるほうが得策かもしれません。そのあたりについては両親やいろんな人の意見を参考にして自分で決めて下さい。