受験生のみなさん速読をご存知ですか。速読とは文章や本を超速で読んでしまうことです。この速読の技術を身につけると、1冊の本を1分~数分で読めるようになると宣伝しています。しかも普通に読んだときのように、内容も把握できるそうです。
この能力を活用すれば受験に大いに役立つものだと思います。私もかつて速読の講座を受けたことがあって、1冊の本を数分で読むという離れ業はできませんでしたが、本を読む速度がずいぶん速くなり、今でも人よりは読む速度が速いと自負しています。
速読には2つの重要な訓練があります。1つは目の動きを速くして、かつ視野を広げる訓練。もう1つは、文字を読むときに音読しない訓練です。私は今まで英語や国語、古文漢文などの音読をさんざん勧めてきましたが、この場合は声に出さずに読む(黙読)ときに、頭の中で文字を音声にしないことです。私たちは文字を読むときに、声に出さずとも頭のなかでその文字の音を言っています。これをしないで文字を単に記号として認識する訓練です。
この頭の中で音声にしないことはかなり難しいですが、視野を広げたり目の動きを速めることは訓練により比較的容易にできるようになります。これだけでもずいぶん読むのが速くなります。
文章を速く読むめることは、受験生にとっては大きなメリットです。ただ訓練に時間がかかるし、達成度には個人差が大きいので、時間のない受験生はあまり速読訓練にのめりこまないようにしてください。
速読教材は任天堂DSの速読ソフトがお勧めです。