私の受験をふり返って 1
効率のいい勉強の仕方を身につけることは、合格への近道です。このコナーでは、教材の選び方から具体的な勉強の方法まで、たくさんの記事を書いてきました。また勉強のやり方だけでなく、精神面をどう管理していくかについても書いてきました。これからも、受験勉強を有利に進めるためのアドバイスを、手を変え品を変えあらゆる側面から発信していこうと思っています。
ところで、私の大学受験の一番の勝因が何であったのかと、今よく考えてみる と、「受験勉強が楽しかったこと。」 これにつきると思います。勉強が楽しくてしょうがなかった、というほどではないですが、勉強できる環境にいることや 早稲田を目指していることがうれしくて、充実した受験勉強期を乗り切ることができました。
私は26歳で受験したので、それまでは社会人でした。そういう意味で私の場合は、このページをご覧なられている多くの受験生とは違うと思います。特別だったと思います。会社勤めを辞め、しばらくその貯えで暮らし、その後一念発起して早稲田を受験するとこにしたのです。
受験料や入学金、授業料だけでなく、生活費を貯めるために効率のいいアルバイトしなければなりませんでした。私は大阪出身ですが、そのころは東京で会社勤めをしていたので、親からの援助を期待することができませんでした。前にも話しましたが、会社を辞めたことも両親には内緒だったので、受験勉強していることも、受験しようとしていることも内緒でした。
なので、まず勉強より、勉強ができる環境を手に入れるために、お金を稼がねばなりませんでした。そのために主にした仕事は、ホテルでの皿洗いでした。 (つづく)