模擬テストでも合格判定が出て、学校の先生も合格するだろうと言っているにもかかわらず、受験校のランクを落とすように説得するのは、骨が折れるし、正直楽しい仕事ではありません。でも長年その生徒を観ている私からは、どうも合格しそうにないと思われた場合は、受験校のランクを落とすように説得せざるを得ません。学校の先生はデータだけで判断するのだから、気楽なものだと正直思います。

ではどう説得するかのですが、説得する筋道が２通りあります。

１、合格が危うい生徒に過去問をやってもらいます。そうすれば間違いなく合格点に達しません。過去問を解いて、合格最低点より５０点ほど上でないと、安全圏ではありません。

2、次のように言って生徒を説得します。　『将来ついてまわるのは最終学歴だから、大学受験でがんばればよい。今あまり無理をして、上位の高校を受験する必要はない。もしすべって私立高校に行けば学費も高いし、私立は校則も厳しくて、学校側からの注文も多い。ちなみに学費は私立校の場合は、平均１ヶ月１０万円くらいだ。親不孝だ。』

１の、過去問の出来具合を合格の目安にする方法は、うちの塾の生徒でなくても判定することができます。高校受験を予定しているみなさんも、自分で過去問を解いて合格の目安にしてください。模擬テストと全く違った結果になることが多々あります。

２の、都立高受験では安全圏を狙ったほうがよいというのは、うちの塾では全員に言っています。社会に出て通用するのは最終学歴です。大学です。うち塾の場合、中学高校と続けて通う生徒が多いので、このことは私が自信をもって言うことができます。私の指導下で、高校入学時から大学受験を意識して勉強すれば、必ずよい結果が出ます。またランクを落した高校に通うと、高校の勉強も楽で、高い内申点を取ることができます。ランクを落とたおかげで、高校の成績が良くて、指定校推薦をもらえ、有名大学に合格した生徒も多いです。
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