授業ノート
中学生も高校生も授業中ノートを熱心にとっています。黒板に先生が書いたことを、きれいにノートに書いています。ノートをとっているのは優等生だけではありません。普通の人が通う普通の中学でも、ほとんどの生徒がノートをきちんととっています。
欧米の公立のハイスクールでは、ノートをきれいにとっている生徒は限られるそうです。高校時代、私のノートは美しくありませんでした。周囲のクラスメイトが、きれいにノートをとっているのを観て、いつも私は感心していました。これだから日本人は優秀なんだ、上の人の命令に素直に従うんだ、と思っていました。
でもその時いつも疑問に感じていたことがあります。ノートをとることに熱心な人は、書いている内容を理解できているのかなあー、ということです。ノートにきれいに書くことだけが、目的になっているのではないかということです。事実授業を理解することより、ノートをきれいに書くことに熱心な生徒が多かったように思います。
あとでノートを見て授業を理解するためにとっているのなら、授業中はノートもほどほどにして、授業に集中したほうが得策です。先生が板書する内容は、教科書に書かれていたり、参考書に書かれていることがほとんです。なので何から何までノートにとる必要はありません。自分でポイントだけ選んでノートに写してください。また逆に先生が板書せずに口頭で言ったことでも、重要なことはメモしなければなりません。
もしあなたが、ノートをきれいに書くことで、授業を受けている気になり、肝心の授業内容の理解が不十分なら、いっそうの事ノートはとらないと決め、重要なことは教科書に直接メモったりして、授業に集中してはどうでしょうか。教科書ガイドという便利な参考書もあるし、先生が板書することは、ほとんど教科書や参考書に書かれていることです。
授業中のノートをとることもちょっと工夫すれば、すいぶん勉強の効率がよくなると思いますよ。
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