英語 音読の注意点 1
音読の効果については、このコーナーで何度も説明してきました。でも時々一生懸命音読しているのに効果が出ない、という相談を受けます。そういう場合はほぼ100パーセントやり方を間違えています。今回は音読するときの注意点を、もう一度説明しておきたいと思います。英語の音読です。
音読する前に、音読する英文をきちんと和訳していますか。意味のよくわからない英文を音読しても効果はありません。それはまるでお経を読み上げているのと同じです。いくらお経を読むのがうまくなっても、お経の意味はわからないでしょう。英語の音読もこれと同じで、音読するときは、音読する英文を和訳して、その英文に目をとおすだけで、意味が簡単にわかるようになってから音読してください。一度和訳したからと言って、目をとしてもすぐに訳が出てこなければ、まだ音読する準備ができていません。しっかり和訳をして、復習を完全にやり終えてから音読してください。
次の注意点です。音読はひとつの長文につき、最低20回はしてください。一度に20回する必要はありませんが、合計で20から50回、できれば100回くらい音読してください。100回くらい音読するのが理想です。回数は音読する文章の上に正の字を書いて数えてください。正の字一つが5回だから、20回は正の字4個というこになります。
毎日音読していても、ひとつの長文を5~6回音読するだけで、別の英文に移ってしまうと、音読の効果がほとんどあらわれません。決まった英文を、しつこく音読してください。
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