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合格実績

flower20100304007_20100306074141s知人のそのまた知人のお子さんが、中学受験のために模擬テストを受けたら、いきなり全国トップレベルの成績をとりました。その子は塾にも行ってなくて、模擬テストも初めてでした。するとどうでしょう、その子の優秀な成績を知ったそこいらじゅうの塾から、ぜひうちの塾にきてほしいと、矢の催促だそうです。そのために、塾の学費を免除するくらいはあたりまえで、中には支度金を用意するとか、奨学金を出すとかの条件を提示しているところもあるそうです。

そこまでしても、優秀な子にきてほしいそうです。と言うのは、それにみあうメリットが塾側にあるからです。もともと優秀な子は、そんに苦労して勉強せずとも、偏差値の高い学校に合格します。それがその塾の実績となり、その塾の宣伝になるからということでしょう。合格実績はどんな宣伝文句より説得力があるからです。

これは高校受験の実績や、大学受験の実績でも同じことです。大手予備校や大手塾では、これと同じことをしています。優秀な生徒には授業料免除で、あるいは減額で入学させる一方、そのほかの生徒は、授業料を全額要求します。なのでみなさんが予備校や塾を選ぶ時に、そこの合格実績をそのまま信用してはいけません。もともとできる生徒を入学させれば、合格実績が上がるのは当然だからです。

塾や予備校選びのポイントは、合格実績を出した生徒の人数を見るより、先生を見なければなりません。しかもあなたが、そのいい先生に教えてもらえるかどうかも、見極めなければなりません。たとえ教えてもらえても、ほんの僅かの時間かもしれませし、他の大勢の受験生と一緒かもしれません。これではどれだけいい先生いても、意味がありません。名物教師を看板に掲げている予備校や塾ほど、よくこのことを調べる必要があります。

それより大事なことは、大学受験生は、塾や予備校選びをする前に、受験勉強の方法を研究することです。大きな書店には、受験勉強方法の解説本が必ずあります。ここはあまりケチらず、受験勉強法の本を何冊か買ってください。なんでも最初が肝心です。最初に方向性を間違えると、後で取り返しのつかないことになってしまいます。ここはあせらずじっくり時間をかけて、受験勉強の方法を研究してください。

 

 

 

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